蜂
蜂が ぶぅん と飛んでいる
ユーフラテスの
唸る羽根は
抗いの叫びを上げるでもなく
ただ 透明な
その
私の魂は清冽な言の葉となり
ひたすら ぶぅん と飛んでいる
生きるために生き
再び生の泉へと還らんと
天より賜りし命を
滋味薫り
有りの
お前を忘れてしまうには
生は余りにも美しい
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