健康寿命を損なう恐れがあります
このところ夜中になると台所の隅に座り込んでいる学生服の少年はこの間サークルの飲み会に行こうとしていた俺の目の前で電車に飛び込んだやつだと思うのだけども、やっぱり駄目だったのかと微かな哀れみじみたものを感じはすれどもそれ以上はどうもできず放っておいているのだが、最後に目が合っただけの俺のところに出るのはそういう仕組みなのかそれとも家族や友人などの選択肢がある中で俺を選んだのかというあたりが気になりはしたが人の事情にどうこういうのも悪趣味だと自覚して、大人は取れる手段が多いからなと余計なお世話でしかないだろうことを思いつつ、俺は咥え煙草のまま空になったパッケージを警告文ごと握り潰す。
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