創作ノート

放課後院灯蜂

2021年の創作物

第1話 新入生は俺の祖父!?

〈前書き〉

魔法や剣がある世界観で、ファンタジー要素があります。それと、主人公は男を想定してます。




 四月、主人公が通う田舎の高校の入学式がある。今年、二年生になる主人公は、こくりこくりと眠気と戦いながら式典に参加する。すると、新入生代表の挨拶あいさつは都市部で暮らしているはずの祖父がおこなっていた。



「なんで、ジジイがここに……?!」


 なんと、祖父は軍の仕事を辞め、主人公の通っている高校に入学したのだ。理由は、当時の年齢時、戦争があった為に高校へは通えなかったらしい。失われし青春を取り戻しに、故郷の高校に来たらしい。


 祖父のせいで、クラスメイトには、からかわれる。学校の先生とは、ちょっと気まずい。でも、祖父のクラスメイトの可愛い後輩と仲良くなれたのは、ラッキー☆彡 反面、祖父のニヤニヤ顔がムカつく。

 と、複雑な感情が入り乱れる主人公。



 最近、祖父が難しい顔をして、コソコソと何かをしている。探ってみると、どうやら、魔物の森(仮称)に魔物が異常発生のきざしがあったようだ。軍に応援を頼んだが、間に合わないかもしれない。なので、祖父が命を懸けても止める、と独り森へ……


 元々、軍にそのような情報が出回っていたが、可能性が低かった為に誰も気にとめなかった。祖父の本来の目的は、主人公たちを魔物から守ることだったのだ。


 それを知って、怒る主人公たち。三分の一も青春を味わっていないのに、死のうとするな! 困っているなら、先輩である主人公に頼ればいいじゃないか!!


 とまぁ、祖父のクラスと主人公のクラスが助太刀しに森へ行く。乱入。当然、若いのだから命を大事にしろ、と祖父にしかられる。主人公たちも負けじと反論。いつの間にか、駆け付けた高校の全生徒と教諭・職員入り交じって、森の防衛戦になる。


 ようやく軍(応援)が到着すると、祖父と主人公が口喧嘩しながら発見される。何をしているのだ……? ムーヴをかます。何はともあれ、危機は去った。めでたし、めでたし。


 とりあえず、明日は高校が休校になります。今日はごはんを食べてしっかり寝て、英気を養いましょう。終わり。


 次回のタイトルは、転校生は大将軍(祖父の上司)

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