ちょっと創作の箸休め的な話。

維 黎

今どきのラノベってインスタントラーメン的じゃなかろーか?

 好き、普通、嫌いに分けるとしたら『好き』ですよ? インスタントラーメン。でもやっぱりお店のラーメンの方がおいしくて良いです。はい。


 で、本題。


 今のライトノベルってプロアマ問わず、かなりの作品がインスタントラーメンのような気がする。

 どういうことかと言えば、テンプレや定番、いつものアレ的な物を元に書かれているところが、乾麺、粉末スープ、調味オイル的な物が入ったインスタントと同じ。

 極論すると

 ただちょっと補足すると、インスタントラーメンって誰でも作れるけど、不器用な人がやると(ウチのオヤジがそうだった)麺が伸び伸びだったり、粉末スープ入れるとき周りに飛び散らかしたり、どんぶりに入れるときにスープこぼしたり、適当なお湯の量で味がうすかったり濃かったり――と、

 

 テンプレラノベも同じ。

 誰でも書けるけど美味しく作るのは難しい。とはいえ、多少、器用な人はそこそこの物が書けると思う。

 カクヨム作家が実際、何千人いるのかわからないけど、一行読んで一口食べて『まず、おえぇ』ってラノベラーメンはほとんどないんじゃないだろうか。

 何せ同じ味だし。

 乾麺せってい粉末スープストーリー調味オイルキャラクターが元からあるので、違いは追加で炒めた野菜ごつごうしゅぎとかルビ思いつかんかったを落とすとか――みたいな。

 それが悪いって言ってるんじゃないんよ?

 ただ「一杯食べたらもうええかな」って思うって話。

 メーカーさっかが変わっても同じ塩味、同じみそ味、同じ醤油味なら何種類も食べ比べて食べようとは思わない。一、二種類は比べてもね。


 でも料理人さっかが作るラーメンラノベなら同じ味でも食べ比べてみたいと思う。

 なぜって同じ味でもせっていスープストーリー出汁キャラクター料理人さっかが考えて、考えて、考えて作ったラーメンラノベだから。

 同じ味、同じ具材でも料理人さっかが一から考えて作った味なら、それらは別物。



 で、結論。


 私はプロじゃなく下手の横好きな素人だけど料理人さっかでありたいと思いキーボードを叩いています。



「あ”あ”あ”う”ぁぁぁぁ!! 良いスープができーーーーんッ!!」




――続――












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