第3話

太宰「…」


夢「…。」

かれこれ数十分太宰君に移動する度どこかを触られている

夢「なんで触ってるの…?」

そう問い掛けると平然と太宰君が答えた

太宰「僕が夢ちゃんに触れている限り何も壊れないよ」

確かに、太宰君が私に触れている間だけは何も壊れない。

何故だろう、

その疑問が頭に過った

太宰「僕は夢ちゃんみたいな力を持つ人の力を無効化できるんだ」

その後沈黙が流れる

でもそれって

夢「魔法みたい…、」

太宰君はとても驚いた顔をしていた

太宰「変わってるね、夢ちゃんは」

夢「何で?」

単純な疑問だった

太宰「…否、だってみんなこの力を気味悪がるものなんだよ」

やっぱりこの力は異常なんだ

けど、

夢「でも他の人とは違う唯一無二の自分のアイデンティティにならない?」

太宰「唯一無二…?」

夢「私はこの力を持っているというアイデンティティ」

夢「それは他の誰にも真似のできない自分自身の力って言えるって、私は思うんだ、」

太宰「…そっ、」








太宰「錦木夢、とても興味深いね」




















君と云う人間は

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太宰治の幼なじみは道化 ゆめっち🐈‍⬛🎧 @Yumetti

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