最弱の封印魔法を手に入れたけど、僕にとっては最強でした。
@tengin
プロローグ
「おっはー ねぇこの動画見た?最高だよね?」
「「それなーー」」
はぁうるせーな
僕の名前は厳封羽衣 高校3年生ぼっちだ。別にぼっちになりたかったわけじゃない。自然とぼっちになったのだ
僕は生まれつき身体能力も悪く、運もない。容姿も不細工だし肥満度も+10ぐらいだ。ダイエットをいくらしても痩せない、神に見放された男だ。
しかもこんなやつだからいじめの対象にもなる。最近はもう慣れたのか全く痛みを感じなくなった。
最近では現実逃避するためすぐ家に帰ってアニメ、ゲーム、ラノベ三昧だ。こんなんだが何故か親には見捨てられておらず、まあまあいいマンションで1人暮らしをさせてもらっている。
だがある授業中、教室の真ん中から青い魔法陣が現れたのだ
「なんだこれ」
「早く教室から出ろーー」
「きゃーー」
みんながそう戸惑っているとき僕は理解していた。
異世界転移ということに
ヒュン
こうして僕たち先生を含む31人が異世界転移をした。
目を開けると目の前の真ん中の王様っぽいやつが
「勇者の皆様方この国を世界を救って下さい!」
するとクラス委員長の九条葵さんが
「今すぐ帰してください!」
とはっきりと言った。展開的に無理だろ。するとある男子が
「これって異世界転移ってやつだろ?てことは魔王?を倒さなきゃ帰れねだろ?」
おぉわかってるー
「それは今から説明します。」
と多分宰相?みたいなやつが説明し出した
まあ予想したとうりだった
この国ディエナ共和国諸々20カ国が魔王、魔族の存在に脅かされていて、討伐するために勇者を呼んだと。そしてこれからステータス検査をしてもらい、その後訓練、そして討伐の流れらしい。いかにもテンプレだ。
「では、この鑑定紙に手をかざしてもらいたい」
そしてステータス検査が始まった。すると始まってすぐ
「このステータスはすごい!」
「やっぱり俺は最強なんだ!!」
やっぱりあいつか。あいつの名前は村上慎吾。僕をいじめていた中心人物でサッカー部のエースで女子からも人気がありいわゆる陽キャってやつだ。どれどれあいつのステータスはこうだった
ステータス
名前:村上慎吾
レベル 1
種族:人間
属性:光
適性職業:剣の勇者
ギフト:剣聖 勇者
スキル:なし
体力:C HP 2499/2499
魔力:C MP2499/2499
筋力:B
器用:D
敏捷:C
知力:D
精神:D
判断:C
運:C
剣の勇者
剣聖のギフトが与えられる
剣聖
剣の扱いがうまくなりやすくなる(補正値2倍)(剣術は1.2倍)
勇者
魔族に対するダメージ2倍
ステータスのアルファベットは一番いいのがZそこからSSS、SS、S 、AA、A、B、C、D、E、FがあるらしいがZはだれの見たことがなく初代勇者で最強の勇者でもSSSが最高だったらしい
属性は、炎、水、風、土の4大属性と雷、氷の派生属性、光、闇の希少属性、そして例外として無属性、創造がある
種族は人間族、エルフ族、ドワーフ族、竜人族、神族、精霊族、魔族、獣人などがある
適正職業はそのまま適正の職業で補正がかかるらしい
最初でこのステータスはすごいらしい。そこから
ステータス
名前:九条葵
レベル 1
種族:人間
属性:炎、水、風、土
適性職業:賢者
ギフト:賢者
スキル:なし
体力:C HP1500 /1500
魔力:B MP3000/3000
筋力:D
器用:C
敏捷:C
知力:C
精神:D
判断:C
運:D
賢者
4大属性の適正が与えられる
初期魔力が上がる
九条さんは賢者かー
ステータス
名前:田中遼馬
レベル 1
種族:人間
属性:光
適性職業:聖盾
ギフト:盾術
スキル:なし
体力:A HP 5000/5000
魔力:B MP 2000/2000
筋力:B
器用:C
敏捷:C
知力:C
精神:B
判断:B
運:B
こいつはいつも慎吾といる田中だ。
ステータス
名前:石川 柚
レベル 1
種族:人間
属性:土
適性職業:統率者
ギフト:統率
スキル:なし
体力:B HP 2500/2500
魔力:C MP 1500/1500
筋力:D
器用:C
敏捷:C
知力:B
精神:D
判断:B
運:D
統率
パーティ内の生物のステータスを2倍にする
この人は先生で人気がある
そして俺の番だ
ステータス
名前:厳封羽衣
レベル 1
種族:人間
属性:無
適性職業:無職
ギフト:なし
スキル:封印魔法
状態 封印
体力:F HP 10/10
魔力:F MP 10/10
筋力:F
器用:F
敏捷:F
知力:F
精神:F
判断:F
運:F
えっっっっっっっっ弱
でも封印魔法って強そうなのあるし…。すると慎吾や田中が
「ぎゃははw弱すぎだろー」
「全部Fってw」
そして宰相が
「封印魔法は能力差が開いていないと封印できません。そしてあなたはオールFです。なのでゴミです。ゴミは追放です。」
宰相がそういうと兵士が現れてさっさと城内の外に追い出されてしまった
先生などは流石に可哀想とかなんとか言っていていたが無理だったようだ。
こうして僕は追放されてしまった。
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