<32>呟き~快楽~
「泣き虫だった」って
「もっと笑顔でいなさい」って
苦しいほどに言われ続けた
あの日々が恋しい
感情の受け取り方が
激しくて
ずっと勘違いばかりしてしまって
泣きじゃくって涙すすって
嫌がられたもんさ
何をしても気づいた時には涙が伝う
苦しみだけが胸の中に
広がってく
このまま
快楽に溺れ死ぬ方が
きっとみんな苦しまなかった
悲しいなんて
苦しいほどに狂わしい
ずっと笑っていれば
幸福がいつか来るから
笑っていれば
褒められる日が来るから
きっと
きっと明日は
優しく
頭をなでてくれると思うから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます