あれは誰?神さ触れるな消されるぞ やっぱボツだと会話は白紙に
物語を書く時、私は声が聞こえてきます。
書きたくなると一面真っ白な画面にぼんやりと景色が浮かんできて、そこに生きている「自分とは違う誰か」の声が頭に流れてくるんです。
聞くところによると、執筆中の体験は人それぞれだとか。
文字だけが浮かぶ人もいるし、くっきりと情景が見えるという人もいる。もしかしたら中には匂いを感じる、なんて人もいたりして?
そんな、自分にとっては当たり前にそこにある世界を周りの人に伝えたくなるのは、きっとそれが誰かに見せたくなるような素晴らしい世界だから。
物書きはそれを外に伝えるために、そのために筆を取り、彼らの行動を
背後霊のように主人公にひっつき、知り合った人々の顔を引かれそうなくらいガン見して詳細に描写し、まるで味方のような顔をして彼らを悪路に案内する。
それが、私です。
そしてたぶん、
私は私の世界の住人たちから見ればひどい神様でしょう。私自身、普段やっていることを改めて文字に起こしたらほおが引きつったくらいですから、たぶん間違いなくひどい神様です。
それでも、私はハッピーエンドが好きです。
どれだけたくさん傷つけて、どれだけたくさん泣かせても、最後は必ず笑わせてあげたい。
そしてその想いはきっと、私たちの神様も同じだと思います。
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