ベランジェール、ひとりで：

「祈ってください……。あの人は言ったはずよ……。私の魂のためだと、我が主を賛美する私をとどめておくために死の天使に引き渡すのだと……。もしあなたたちの中に、私のことを心配してくれる人がいるなら、どうか一緒に祈ってください……！」

（※我が主＝天の神であり、夫・主人のことでもある）

ベランジェール、感情が高ぶり身震いする：

「何か聞こえなかった？　……ううん、何も聞こえない。もし、ヤクーブが勇気を出さなかったらどうしようかしら？　もし怖気付いたとしたら……、憤怒だわ……！」

ベランジェール、胸元からボトルを取り出す：

「この毒は彼に、あの短剣は私に使うべきだった……。裏切られたんだわ！　ヤクーブは何を待っているの？　さて、どうしたものか……？」

伯爵、羽交い締めで一突きされる：

「ああっ……！」

ベランジェール：

「やったわ、願いが叶った！」

ベランジェール、毒をあおる：

「サヴォワジー伯爵、あなたの墓の中に私を連れていって！」

イザベル、寝室にて：

「誰か助けて……！　助けて……！！」

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