アレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』

しんの(C.Clarté)

はじめに

登場人物と、デュマ自身による序文とあらすじ

本作は、アレクサンドル・デュマが作家として駆け出しのころに書いた戯曲(演劇用のシナリオ)を日本語に翻訳した作品です。1831年10月20日、オデオン座初演。原題は『Charles VII chez ses grands vassaux』、全五幕の史劇・悲劇です。


デュマの序文:

「アクションドラマよりもスタイルある作品をやりたい。フォーマルなキャラクターよりもいくつかのタイプを演出したい」


デュマ自身によるあらすじの要約:

「見下された女が、愛していない男を使って、愛している男を殺す」



◯登場人物


シャルル七世……フランス王。


シャルル・ド・サヴォワジー伯爵……貴族らしい貴族。


ヤクーブ……アラブ人の従僕。サラセン(アラブ系を指す蔑称)と呼ばれることも。


ベランジェール……サヴォワジー伯爵夫人。


アニエス・ソレル……シャルル七世の愛妾。


ジャン・ド・デュノワ伯爵……別名・オルレアンの私生児と呼ばれる。


イザベル・ド・グラヴィル……令嬢。


ギー・レイモン……射手。


アンドレ……射手。


ジェハン……射手。


司祭……


ゴドフロワ……小姓。


バルタザール……鷹匠。


王の財務官……


従騎士・見習い騎士たち……


小姓たち……

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