第8章:さばくのまち
第41話・砂漠のオアシス
イベント終了と共にメンテナンスに入り、ようやくログインできました。
「わーい」
コロボックル達と共に子供達が楽しそうにしている。水瓶座ことアクアが出迎えてくれて、状況の報告として住人が増えたことを伝える。
船の代わりに来たのは、人形兵士と言う子達。管理人以外のアンドロイド達と島の住人が何人か来てくれた。これで運営は頑張れそうですね。
ポイントはさすがにランキングではサーバー内50位の中に入ってます。それなりにと言うくらいですね。真相解明とか、アルゴー座を作った者と言うのがあります。
ポイントでもらうのは、建物、道具、食材などです。珍しいのを選びながら、建物関係で城壁などの素材を買い込み、すぐに大穴周辺や、建物の強化に入る。
そしてしばらくすれば、水瓶座がその力を開放して、この場所を塗り替える。
「それじゃ、今日からここは、水瓶座アクエリアスの領域だ」
その宣言と共に地鳴りが響き渡り、大量の水があふれ出す。
水が底なしの崖を満たして良き、辺りの砂は土となる。
水気のおかげで大気が柔らかくなり、涼し気な風が吹き抜け、植物が生えていく。
完全な水の楽園。オアシスが完成して、住人達は喜び歌う。
とりあえず集落と言ったところだろうか。その準備に、お姉ちゃんは砂漠を超えて宣言する。
水瓶座アクアであるアクエリアスの復活と共に、魔の星座蠍座の撃破。空の座につなぎ留められ、地上に戻れず。
こうして宣言をして、町を作り、私は一代の王になった。お姉ちゃんだけでいいですよ?
報酬は全て集落作りにつぎ込んだため、ほとんどなにもないのですが、シロが欲しがったものがあり、それが水瓶座の水により育っている。みずみずしいサボテンと共に花を咲かせていた。
「この水はなにか特別な水ですか?」
「うん。人は七大美食、ドリンクで言う『七色ドリンク』っていう水さ」
「そうなんですか?」
七色ドリンクは他の液体と混ぜることで真価を発揮する。つまりオレンジジュースなどを至高の飲み物へと変える能力だ。
お酒を割ったり、果汁を割ったり、飲んだだけで爽やかになる。なかなか旨い飲み物です。
氷にすれば最高の氷菓子を作って、その応用力故に七大美食の飲み物に数えられているらしい。
この町の名産にしましょう。水瓶座は嬉しそうにします。この子的にはみんなに行き届いて欲しいらしい。ならお姉ちゃんは果樹園を作り、ミックスジュースを作り、町の飲み物にしなければいけません。というわけでコーラとか作り。売り始めた。
砂漠のど真ん中のこともあり、飲み物は喜ばれ、氷は大切に使われていく。
泳ぐ子もいるくらい、水には困らず、そんな水への感謝が水瓶座の力になるらしいので、この調子で良いらしい。
プレイヤー達も来るようになり、採掘権を売って、プレイヤーは地下の炭鉱へと向かう。
私は私で忙しくなり、妹と合流して色々準備をする。いずれくるあの子のために、色々しなければいけません。
そうこうしていると、彼女はお供を連れてやってきました。乙女座スピカ、大聖女と呼ばれるこの世界を浄化する星座さんです。
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