転生した僕が生まれ変わったのは体長100メートルを超える巨大怪獣だった! その第一脳となった僕は第二脳で美少女(と妄想)のニノとともに、巨大怪獣として生き残り、自分たちを滅ぼそうと攻めかかる人間の国家との共存を図るが……。
そして、さらなるピンチが僕たちを襲う。進化の光によって、急激に弱体化してしまったのだ。最弱の怪獣となった僕たちは果たして生き残ることができるのか——!?
ほのぼのとした柔らかな筆致で描かれる物語は、牧歌的な印象さえ感じる。それでいて、生き残ることに必死な大怪獣たちの葛藤が明文によって伝わってくるのだ。
この奇妙にして、愉快な読書体験を味わってみてはどうだろうか。僕とニノとあなたの幸せな時間が訪れるだろう。