夜空



ブランコに座りながら

空をぼーっと眺めている



都会の空らしく

あまり星は輝いていない



背中をそらして見上げていると

吸い込まれていくような感覚に襲われる



特に素晴らしい景色じゃないし

ありていに言ってしまえば

味気のない空だ



それでも私は

顔を撫でる風を感じながら見る

この夜空が好きなのです









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【詩集】消えたい私に捧ぐ、 木月瑶雪(きづき たまゆき) @youka_kizuki

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