親友に婚約相手を取られたけど敵国の王子から求婚されたので国ごと見返してやることにしました
ばらちゃん
第1話 親友に婚約相手を取られました!?
~ここはシェラン地方~
この地域には二つの大国がひしめき合っている。「カラカロン帝国」と「ボストル王国」だ。カラカロン国は軍事大国であり、ボストル国は経済大国であるため、この二大国は幾度となく戦争を行ってきた。現在の情勢はカラカロン国優勢であるが、国内ではなにやら揉め事が起きているようで…
~カラカロン帝国「シュレミ」宮殿~
シャーレーン「フルマン様。一通りの戦争が終結いたしましたね」
フルマン「ああ、このようにシャーレーンと過ごせる平和な日が待ち遠しかった」
シャーレーン「それはそうとフルマン様。先日の戦争で「騎兵団長シュレト」が、ボストル王国の「ラルノン皇女」に対し誤射してしまった#事故__・__#に関する事後処理は、どうしたのでしょうか」
フルマン「賠償金とシュレトを解任したことで、示談が成立した。また、騎兵団長は「ロルドラ」が引き継ぐことになった」
シャーレーン「そうなのですね」
傭兵「シャーレーン様。ご親友がお見えになられました。」
シャーレーン「ちょうど良かったわ、通して頂戴」
トコトコトコトコ
ミズル「シャーレーン!!」
シャーレーン「ミズル!!ひさしぶりね」
ミズル「本当にそうだよ!!フルマン様もお久しぶりです。」
フルマン「あぁ、確かに久しぶりであるな!!前回お会いしたのは確か二ヶ月前だったかな?」
シャーレーン(ん?この前二人があったのはもっと前…半年以上前だったはず…)
ミズル「もう!!何言ってるんですか?半年前ですよ!!」
フルマン「あぁ、そうであったな。本当に久しぶりだ!!」
シャーレーン(フルマン様はそんな間違いはしない。それに前はこんなに仲良くなかったはず。何もないと信じたいけど…)
シャーレーン「少しお花を摘みに」
フルマン「了解した」
ミズル「ごゆっくり~」
シャーレーン(何もないことを信じているけど…遠くから二人を見てみようかしら)
ミズル「フルマン様シャーレーンはとっても美人でしょ?」
フルマン「ああ、私には勿体無い位だよ」
シャーレーン(至って普通の会話。やっぱりこの二人にそんなことはないのよ。疑った自分を恥じたいわ………ん?傭兵を外させた?)
ミズル「フルマン様。#あの話__・__#、どうなりました?」
フルマン「もちろん、現在進行形で進んでいる」
ミズル「あぁよかったぁ!!フルマン様、シャーレーンと私、どっちが可愛い?」
フルマン「分かりきっているだろう…#ミズルの方が可愛いよ__・__#」
ミズル「私もフルマン様大~好き!!」
シャーレーン(は?は?は?は?…やっぱり私の勘は間違っていなかったっ!今帰るべきかどうか…)
レーナーン「あらシャーレーンさん。こんなところで何をなさって?」
シャーレーン「皇女様!?」
フルマン・ミズル「シャーレーン!?」
~話し合い~
シャーレーン「で?つまり?フルマンはミズルと不倫してた、てなわけね?」
フルマン「ああ、その通りだ」
シャーレーン「バンッ 何その物言い!!反省してないの!?」
シュレミ(王)「まぁまぁシャーレーンさん。落ち着きなさい」
シャーレーン「王様!!それに皇女さま!!なぜお怒りでないのですか!?」
シュレミ「我々からしたら息子には、息子の人生を歩んでいただきたい」
レーナン「そうなの…だから…」
シャーレーン「だから? だから私に出て行けと!?」
シュレミ・レーナン「……」
フルマン「そういうことだから。」
四人は席を立ち始め、シャーレーンは聞こえないように呟いた。
「絶対復讐してやる…」
~ボストル王国~「中央宮殿」~
ボルドラ(王)「あの計画はどのように進んでいる?」
#ロルドラ__・__#「順調でございます」
ボルドラ「そうか…あやつら、我の愛する妻を#殺害__・__#したこと必ず復讐してやるぞ」
??「それでは計画を第二段階に移しましょう」
~続く~
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