Snack (スナック)

@image_survivor

第1話

 病み上がりだった。

 人は、皆 俺の事をおかしな人、変人扱いだった、俺は、至って普通の人と思っていた。 

 昨日までは……!?


 やや暗い室内の向かえのテレビを見ていると細い木の枝が、動いた……!?

 ンッ、木!? 枝!? 動いた!? まさか、普通 あり得ない!? あり得ない、風だよ、見間違いだよ、勘違いだよ!?……。


 見た所と違う所、また違う所で木の枝!?が、動く、また見られている気配を感じる。

 しかし、恐さが全く感じられない、まるで『遊ばれている』『関心がある』感じ。 しかし、やっている事が怪物!?か、幽霊!?

 まあ、そうだろう、やや色鮮やかに見える緑の浮遊するマンボウ!?が、また盗まれて行った。 人の腕位の高さをノンビリと動いて行くのだし、高級品みたいな感じの奴だから、仕方がない事なのだろう。


 でも知っていた、彼の事なら、大丈夫だろうと。

 なぜならば、彼は、怒るとフグのように球体に成り、《小さい太陽のような火の玉》に成るからだった。

 腹が減れば、いずれ戻って来ると考えていた、サケのように。

「ウギャ〜ッ!?」

 遠くの方で小さいけど、声がしていた。

「……ホ〜ラッ、早速だ、言わんこっちゃない!?……」


 また浮遊マンボウは、寝ている時と穏やかな時は、《金色》に変わるので人も欲しく成るだろうし、金銭面も絡(から)んで来るのだとお爺さんは、思っていた。

 また楽しいと点滅をするように七色の虹色に成ったりして周りを楽しませた。

 特に好きなスナック菓子のポテトチップスのポタージュ味を食べた時には、周りを癒やしてくれる。


 もう、一匹は、水のような球体の塊だった、まるで金魚!?か、クラゲ!?のペットで、やはり、ポテトチップスのポタージュ味が好きだった。

 2匹共 仲が良く、互いにツルンでいる感じにお爺さんは、見えていた。

 可愛いもんだった。

 2匹共 ケンカは、しないし、周りの人にも危害を与えるような事が、無かったので

良い子達だった、いつから居るのか!? 

知らないけれど。


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