100歳おじいちゃんと孫

@sin0066

第1話 おじいちゃんと孫

ポカーンッ

壁には大きく富士山の絵が描かれていた。

孫「んんー、あっつくてぽかぽかするー」

おじいちゃん「ほっほっ、どちらがのぼせるか勝負するかのう」

孫「よしきた!買ったらコーヒー牛乳のみたい!」

おじいちゃん「負けんぞ~」

しばらく二人で浸かっていた。

扉がガラガラと空いた。

数人の老人が入ってきた。

老人1「おお、城崎さん。それにお孫さんかね」

おじいちゃん「そうじゃ、今孫とどちらがのぼせるか勝負しとっての」

老人2「生がでるのう、どれわしらも参加しようかの」

老人3「わしら老人組対若い集や」

銭湯に2人組の若い男性が浸かっていた。

若い男性「え?ぼくらが??」


おじいちゃん「そうじゃ!そうじゃ!勝負や!!コーヒー牛乳を賭けたな」

老人2「そりゃ最高じゃ!負けんぞ!」

しばらく時間がたった。

若い人1「ぜーはー、ぜーはー🥵」

老人2「なんや、もう疲れとったのか」

孫「....😑」

若い人2「もう、上がろう。降参🥵」

孫「....😑」

おじいちゃん「孫よ、無理せんでええんやで🤨」

しばらく時間がたった。

老人2「ヒューッヒューッ🥵」

老人1「ふぅっ😵💨」

孫「....😑」

老人達が次々と無言で去っていた。

おじいちゃん「わ、わしと一騎討ちや。孫よ🥵」

孫「....😑」

おじいちゃんからヒューッと息が切れ倒れた。

老人達があわてて「大変だ!城崎殿が!!!みんな運べ!!」


老人1「大丈夫か?城崎さん」

おじいちゃん「ん?わしはどうなったのだ」

目の前に老人達と可愛い孫がコーヒー牛乳を3ビンほど飲み干していた。

おじいちゃん「孫や、お前の勝ちだぁぁぁ。ところでなぜ3本じゃ」

老人2「若僧達があげたんですよ、これですくすく育ってくれるとええな」

おじいちゃん「そうか、それは良いことだ。どれ若僧たちはまだいるかな」

おじいちゃんが立ち上がると若い男性二人に話をした。

おじいちゃんは若い男性二人にあんパンとコーヒー牛乳を奢ったのだ。

おじいちゃん「今日のMVPや、よくやったぞ若僧」

若い男性二人「わざわざありがとうございます。楽しかったです!」

おじいちゃん「ほっ!気をつけて帰るんじゃぞ。ほれ孫よおうちに帰ろうか」

孫「うん!😀」


おじいちゃんは赤くのぼせた顔で孫をおぶりながらおうちに帰っていった。


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