5-2トロッコ問題:学者のオ○ニー

 『トロッコ問題』その名前だけでどういうのかわかるぐらい有名なので、知っている人は以下の説明読み飛ばして良いですよ。


 線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなくひき殺されてしまう。この時たまたまあなたは線路の分岐器のすぐ側にいた。あなたがトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。しかしその別路線でも1人作業しており、5人の代わり1人がトロッコにひかれて確実に死ぬ。あなたはトロッコを別路線に引き込むべきか?


 wikiからちょっと名称を変えて引用?しました。




 このトロッコ問題状況を身近な物に変えてみるとわかりやすいと思うのです。変えてみますよ。


 あなたはこの国の自衛隊を動かせる立場の人間です。今日本には915hpaの過去最大級の台風が向かってきており、死者が多数出ることが予想されます。ブルーインパルスを出動させて、台風を散らすことが出来る気象兵器を使えば人的被害が出ないことが予想できますが、ブルーインパルスの隊員は確実に殉職します。あなたは出動を命じますか?


 トロッコという言葉で人工的な印象を受けますが、制御不能ですので、実質自然災害です。その自然災害に対し、積極的な対策を行うかと言ったら行わないはずです。数々の多数の先例があります。雨が降りそうな時に雨雲を散らすのは聞く話です。でも、台風は散らさない。人的被害の他に経済的被害もあるというのに。ですので、トロッコ問題を解答するなら『何もしない』が模範解答だと思っております。


 ここまでは、いろんな人が答えていることでしょう。

 では、トロッコ問題自体が気にくわないということについてお話しようと思います。


 トロッコ問題は倫理学上の問題と言っていますが、答えを出すことが重要ではない考えることこそが重要なのだという哲学の一派の影響が大きく思います。(『ソフィーの世界』で見知った知識ですが)

 

 それが、気にくわない。


 思考のループというのは私たち精神障害者にとっては害悪でしかありません。それを美徳のように語られても頭おかしいの? という気持ちにさせられます。


 この考えさせて悦にひたる学者はただのオ○ニーです。しかも、ただのオ○ニーではありません害悪を植えつける行為は○濁液をかける行為に等しいです。それを喜んでいる人は本当に変態なのでしょう。


 結論トロッコ問題が大好きな人は変態です。気をつけましょう。


 また、この思考のループという状況からの解答を提示している作品があります。アニメの『灰羽連盟』です。泣けるアニメとして有名ですが、思考のループにはまってどうしようもなく嘆いた経験のある人なら共感して泣けること間違いないです。以下『灰羽連盟』のネタバレを少し含みます。行間を空けますので、ブラウザバック歓迎です。


























 『灰羽連盟』は助けを求めるということでどうしようもない状況からの脱出できます。


 助けを求めることこそが思考のループからの脱出方法の正解です。


 これは実際に周りの人に助けてということだけではありません。


 自分の中に新しい思考回路を形成すると言うことです。実際の周りの人の助言で上手くいく場合もあるでしょう。でも、歴史という素晴らしいものを人類は持っています。先人に聞くのです。先人の思考でもいいんです。先人の思考って何か? ですか? それは知識です。知識は新しい思考回路となり負の思考ループからの脱出の糸口になります。尺度と言い換えても良いです。目の前に壁があっても、角度を変えてみると行き止まりでなかったりします。生まれ変わるという意味では夢を追いかける『ヤスパース』の哲学にも近いところがあります。ヤスパースは自己完結してますが、(哲学だから?)ヤスパースと違ってわざわざ限界状況というぎりぎりまで追い詰められるほど暇ではありません。知識を得ましょう。本屋に行きましょう。大きな総合図書館に行きましょう。大学図書館を利用しましょう。ネットの知識は流したい人が意図を持って流しているだけです。あなたに必要な知識はあなたが選ぶ必要があります。


 私は障害者ですけど、今幸せですよ? 

 手に入れた知識を使って、脳内に『幸せ回路』を形成しています。『幸せ回路』が幸せを呼び寄せます。


 宗教チックですね。それでもいいんです。


 ただただ幸せな人が1人でも増えますように。

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