第8話 入れてください

週があけて洋介からメール。

『彼氏どうなったか気になるから会わん?』


『いいよー。どこで会う?』


『したいし、俺ん家』

直球すぎ、準備して行かないと…ってちょっと焦る。

一回の過ちとかでなく会ったら浮気する感じ?

優良物件ってこういう事?


洋介にたくやと電話した事を話す。

「…てな感じに収まりました」


「それイライラしたやろ?

よく言わんでおれたね?」


「そーなんよ!!めっちゃイライラしてもう頭ぐちゃぐちゃやったよ」


「えらい、えらい。がんばった。

俺がご褒美あげるね」

洋介が手を広げておいでってしてる。


抱きついたら頭ヨシヨシしてくれる。

イケメンのこれは確かにご褒美やな。

至近距離で下から見上げるの眼福。


そのままエッチに突入して挿入前に

「彼女に言えんやつお願いしていい?」


「何?」


「俺のチンコ入れてくださいって言ってくれん?」


「洋介の…おちんちん入れて…ぐちゃぐちゃにしてください」

これは恥ずかしい。顔を手で隠す。


「…えっろー!!やっばー!!ほんまにぐちゃぐちゃにしちゃうよ?」


両手を頭の上で押さえつけられて

「こっち見て喘いで。感じてる顔みせて?

でも大っきな声出したら聞こえちゃうよ?

ほらほら、我慢できてなくて声漏れちゃってるよ?」

って洋介、前よりさらにSなんやけど。

ゾクゾクする。ヤバいなー。


あー、なんか言ってたバランスって何となくわかる気がしてきた。

洋介は彼女には言えんとか、出来んとかってのを補う?ではないけどそんな感じ?

うちはたくやでイライラした気持ちとか寂しい気持ちを吹っ飛ばしてくれて気持ちがリセットされてく感じ?


洋介とはすごく気が合うからこの関係楽だし、気持ちが軽くなるからやめれなさそう…







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