【最低】好きだったのに急に冷めた女

第1話

蛙化した・・・

ずっと好きだったはずなのに・・・

それが嘘だったかのように・・・

急に

冷めてしまったんだ

好意を寄せて優しく接していた頃の

自分を

思い返すだけで

なんだか気持ち悪くなってしまうの

こんなことになるなら

はじめから好きにならなければよかった・・・

私がそう伝えると

彼は

驚いたような

表情を

見せた。

一時の感情で

振り回してしまったのは私自身だし

身勝手な振る舞いで急に突き放すようなことは

だめなことだって

わかってる

でも・・・

どうしても

考えるだけで

気持ち悪くなってしまうんだ

好きになるのって簡単だけど難しいね

教室の窓側の席

入ってくる涼しい風に当たりながら

悲しげな表情を浮かべていると

隣の席から声が聞こえてくる

「ねぇ、今日元気ないけどどうしたの大丈夫？」

蛙化して気持ち悪くなっただなんて

口が滑っても言えないし

もう何を言えばいいのか私には

わからなかった

放課後　大好きな彼と二人きり

お店でアスパラとベーコンのトマトパスタを食べた

優しくしてくれる彼に

勇気を振り絞って私は言ってみた

私はどうやら蛙は嫌いみたい

きのうさ家で飼っていた

大好きなおたまじゃくしが

あとがき

この小説なんですけどループします。気づいた方教えてね☆