221~231日目

221日目【12:機獣荒野】


 さて、昨日は宿無しでの就寝でしたけど、疲労はまだまだ大丈夫、まあこの後航海でするだろうけどな、行方不明者探しへ参りますとしましょうか【54:骸骨氷湖】へ出航! 難易度は12,寄港地もないから厳しいぜ、再び嵐が来ましたか。いつも通りにローグで魔法Dを与えてテオは地図作成でもしますか。

 成功しましたよっと、嵐のせいで疲労が増しましだな、経過日数は10日と。


231日目【54:骸骨氷湖】


「うう、ここも寒いサァ」

「シヴェライーゼ様の御膝元の筈ですがぁ」

「全体的にこの島は寒い場所がおおいよ、毒霧沼も結構冷える日あるし」

「我慢しろ我慢、カルルスあそこに屋敷が見える。あの近くに接舷しろ」

「あいよぉ!」


 氷に覆われた湖畔に古びた館、雰囲気がすげぇ、なにせこの湖には髑髏が浮いてるんだからな、どんなホラーだよ! 嫌だ、怖い! 


1:湖畔の館


「ひ、昼間なのに、誰もいないサァ?」

「ふぅむ、行方不明者もこの屋敷に逃げてる可能性もあったが」

「ひとまず探そうよキャプテン」


 昼間にはなーんにもいないってさ、じゃあ入っちゃおうか。


2.昼の館


「この扉、鍵がかかってないな、さてさて……」

「ま。マジで入るの、湖のあれみたろ、アンデッドがいるかもよ」

「さっすがキャプテン恐れ知らずでカッコイイー」

「無謀とも言いますがね、気をつけてください、バックは私にお任せください」


 さて、入ってみたが館内ボロボロ、埃も積もりまくり、誰も訪れた事は無いご様子ですね。


「…………何か力を感じる、これは……妖精?」

「珍しいね、テオがピンと来るだなんて」

「珍しいとは酷い言い草だな、行方不明者を捜索した後に夜を待つぞ」

「えぇ! こんな不気味な所で夜を明かせってのかぁ!」

「俺の勘だが、何かがあるよ」

「キャプテンの勘ですか、そういうのはローグさんの役と思ってました」

「なんだ皆して、まったく失礼だな」


 フェアリーテイマー技能を持っていると妖精の力をわずかながら感じる、夜に何かがあるかもしれないと感じ取れた。まあ、行方不明者を探した後、追加行動で夜間に活動してみるとしましょうか。

 はい、次は黄昏の巨剣だそうです、3番目は確定で発見だけど、いきたくねぇなぁ疲労するしさぁ、まあ機会を見て寄り道しましょうかぁ。ランダムは5が出てセーフ

それじゃ、追加行動は徹夜でここのイベントを起こすとしようか。


3:夜の館


「お、おいおい、本当に明かりがついてるサァ」

「じゃ、入るぞ、お晩です」

「はいはい、どちらさま」

「いきなりぃ! しかもでたぁぁぁぁ!」


 さて、夜の館に行けば、明かりがともっており、訪れてみれば、黒い外套を纏った青白い肌の老婆が姿を現す、ローグはめっちゃビビる、ちなみにこの老婆に会ったら即座に知名度20/23の魔物知識判定が出来る、なお、この判定はフェアリーテイマー技能の持ち主の場合自動的に成功する、また目標値20の見識判定ORプリースト技能+知力Bで判定と、ころころー、と、こっちは失敗か。


「あーばばばばば」

「怯え過ぎだローグ(しかしながら、このメイヴに感じる禍々しい気配はアンデッドそのものだ、一体どうして、いやメイヴじゃないのか?)」

「どうしますかキャプテン、この気配、明らかに敵ではございませんか」

「解らん、だがここで刃を交えたとして、メイヴもしくはメイヴに擬態するレベルの魔物であれば万が一にも勝ち目は無い…………」


 判定に失敗すると、老婆をアンデッドだと感じる、あるいは、デーモンの可能性もありうるやもしれない、まあなんにしても、この世ならざる存在でテオたちに敵対する何者かになるだそうだ。選択肢には攻撃もあるが、熟考したテオの選択肢は。


「覚悟を決めるか、俺はテオフェラトゥス、全ての妖精を愛する者、妖精やもしれぬ者に怖気づく事は為らない事だ、やあご婦人、良いお晩ですね」

「そうですね、よろしければ奥へどうぞ」

「あばばばっばばば」

「ローグさん、正気に戻って、キャプテン先いっちゃうよ」

「キャプテン殿、怖れを知らないのも、大概にして欲しい時があります」

「やっぱり、無謀なお方ですよね、キャプテン様」


 と言った感じにテオは恐れない、高位の妖精に敬意を払うが妖精使いの習わしだ!  テオはいつだって妖精大好きだしね、例えアンデッドで罠でしたでも、妖精に化けるとは畜生がと戦ってやる! と思いましたが。


老婆に敬意を払う


「うん、上手い、素朴でありながら、決して粗野では無い、良い食事だ」

「は、ははは、こうやって肥え太らせて、寝た所を喰らうんだ」

「正気に戻ったけど、目が虚ろだローグさん、気を確かに」


 と言った具合に食事とお酒を提供してくれるし、なんなら無料で宿泊も出来る。

さて、そんなこんなもありましたが。


「ウッ! なんかいきなり天啓が来たサァ、死を免れる奇跡頂けますか、神様ぁ!」

「なに、こんなところで、アステリア様からか」

「かもしんねー、えっと、あれどこだっけ、えっと、これだっけ? それだっけ? あー出てこない」

「何でも入ってるよねローグさんの袋、鍵に腕輪に、これはこのまえの部品だ、それと鏡? これ投げたら割れちゃうよ……って、うわっ!」

「ああ、それさぁ!」

 

〈妖精鏡〉の輝き


 さてフィトが拾った鏡こと〈妖精鏡〉は輝き始める、それをローグが老婆に向けてみると、その姿は光に包まれ、威厳に溢れた貴婦人が映し出され、刹那、老婆にまとわりついていた闇が打ち払われ、その下に鏡に映ったのと同じ貴婦人が現れる。


「こ、これはてぃ、ティタニアじゃないか」

「キャプテンなんですそれ?」

「確か、智慧の塔で聞いた光の奥方サァ」

「それって、前に聞いた廃墟都市にある神殿の守護者って言う?」

「ありがとうございます、あなたたちのおかげで、呪いから解き放たれました」

「呪い?」


 さて結構長いお話なので、箇条書きでざっと説明。


・ティタニアはゾラス=バレスという邪神から呪いを受けていた

・ティタニアは妖精神アステリアの神域の守護者だった、これが原因の模様

・メイヴの姿に変えられ自ら正体を明かせなくなると言う呪い

・呪いを解く役割を終えた事から〈妖精鏡〉は消失

・ティタニアはアステリアの神域に帰る事にするだそうだ

・ただ帰ってしまうと、ここの亡者を封じていたこの湖の氷は溶けていくそう

・制限期間は100日まで、不死の女王ツァイデスも奪われた彼らの心臓を破壊する事で亡者たちは滅びるそうだ。


「どうか、彼等の事も解放してあげれないでしょうか」

「よし、するか!」

「即答!」

「だって、妖精の美女だぞ、叶えなければならんだろう!」

「うふふ、情熱的で素敵な方、それでしたら……」


 さて、妖精の頼みは断れないテオ君、ローグにがちゃがちゃ言われながらも依頼を受けるのであった。


ティタニアのクエスト)ティタニアの心残り


 ツァイデスが奪って行った心臓を解放する事、神像は邪悪な新女神の祭壇に捧げられており、青白い炎に包まれている、覚えがあるなぁ。あそこかなぁ問題は攻略できるか否かだよね。報酬は★2に加えて発掘P+6か、クリアしたいな、ただ100日の制限を過ぎると、邪神の蠢動きランクが+3されるか、今は5点だけど、100日も立てば+3くらいは軽くするよなぁ、クリアできないと、強制EDが待ってるな。

 ちょっとここにとどまってくださらなぁい!


「あらためまして、本当にありがとうございました、どうか、あなたたちに、アステリア様の加護がありますように」


 いってしまいます、うーん、まあ仕方ないよな、そういう妖精なんだしな、★1つを獲得、それと「光の奥方の帰還」と。これで廃墟都市に行けば神域の解放が出来るかな、初めての解放になりそうだ、それじゃ後は地図を作ってランダム振って、翌日だ。6が出たまたセーフだ、続くなぁ。(地図作成は成功しました)


以下次回!









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る