2日目

2日目


「さあ起きろ、今日も冒険が待っているぞ!」

「早い、もうちょい寝かせてよ」

「そうは言うが、朝日はお前の都合で昇りも降りもしないのだ」


 早起きなテオと寝坊助なローグの2日目が始まった。まずは移動タイミングだ七王群島では船を使ったり、地続きならば陸路を使ったりしてエリアや海域を移動する事になっている現在は海域2-1【11:黄金の浜】にいる。移動にはいくつか種類があるけれど、今回は隣接するエリアへ移動するとしよう、マップのブロック同士を見て辺が隣接しているマップ同士はノーリスクで移動が出来るのだ、なるべくリスクを受けない様に移動していきたいね。

 本当は共通クエストの目的地を目指すのがいいかもだが、最初の依頼、地図作成を優先して進めていく方針で行くとしよう。さあ空白ブロックに入った時、どういったエリアなのかはd66を振って決めるぞ! ころころー


【13:流氷の入り江】

 

「おいおい、いきなりありゃなんだ、というか寒いぞ」

「え、君コルガナ出身なのに寒がり、ありゃ流氷だね、なんだって、ここにぃ?」


 どういうわけかこの入り江は流氷に覆われている、そしてその中には氷漬けにされた都市の廃墟が横たわっている、なんかやっぱり物騒だぞ、この群島!

 さて、このエリアに初めて来た場合はイベントが発生するみたいだな。


1:立ち往生している船


「うん? ありゃ何処の船か分からんが、おーい! こっちだ! おーい!」

「うん? あの船、助けを求めてるんじゃないか、旗を振っている」

「ありゃりゃ、流氷で動けないんだ、いっちょ助けるかい?」

「おうとも! 人助けずして冒険者も傾奇者も名乗れるものか!」

「お、気づいてくれた、助けてくれるのかい! 頼もしい限りだ!」

「任せておけ、俺の名前はテオフェラトゥス、世に傾いて生きる傾奇者!」


 と言う訳で、“不死鳥の”カルルスというレプラカーンが助けを求めて来たようだ。御年55歳、サプリに絵もあって髭が似合うナイスガイだレプラカーン特有の耳に愛嬌もあって、面白そうなキャラだ。さて、助ける場合はイベントはチャレンジを行うとの事だ、このチャレンジで砕氷ポイントなるものをプレイヤー人数*2点以上必要。

 まあ、ソロだから2点だな、早速始めよう。あ、これは砕くを選択するのが疲労もたまらないし、確実だな、と言う訳で[複]もついてるし両名とも氷を砕くで、砕氷ポイントを+2稼いで救出に成功っと。二人共疲労+2と、それじゃイベントが進行。


2:“不死鳥の”カルルス


「いやあ、助かったよ、これは謝礼のガメルと地図を上げよう」

「なに、ぎにずるな、ごれも冒険者のづどめ、ぶえっくしぅ!」

「氷、滅茶苦茶に冷たかったねぇ、テオ、うぅ」

「あ、あー、火を焚こう、暖まれ」

「だ、だずがる、し、して、地図とは何か?」

「ああ、こいつは〈麗しのラ・ベランへの地図〉なんだ」

「「〈麗しのラ・ベラン〉?」」


 さて、謝礼としてカルルスは6000Gを支払ってくれると同時に上記の地図も渡してくれる、この麗しのラ・ベランというのは氷漬けになっているここにある都市の名前らしい、魔法文明時代の後期には風光明媚な都市として栄えていたが、氷の妖精の怒りに触れて氷漬けにされたらしい。その為、当時の宝物が残っているやもしれないと宝さがしに来るものが100年前からしばしば訪れてるらしい、カルルスもその一人。

 ただ、金目のものはとうになくなってしまっており、更にはここには原因が不明であるが魔神も徘徊をするようになったらしい。


「そう言う訳だ、俺は今日を期にラ・ベランに行かない事にしようと思ってな、この地図も俺の興味を引く物じゃなくなった、ただ、なんとなくあんたらの役に立つかもしれない、貰っておけよ」

「ふむ、妖精に氷漬けにされた都市か……妖精には何かと縁がある、ローグ」

「ああ、我が友の勘は非常によく当たる、貰っておくサァ、ありがとね」

「ああ、そうだ、オレはたいてい海賊酒場にいる。もし会いに来てくれるなら、一杯おごろう、それではな」

「ああ、無事の航海を祈るぞ!」


 さて、地図を手に入れると、更にこの入り江の奥、氷漬けの都市へ迎える、エリアイベントがバリバリ続きますね、まあここで行かないってのもアリだけど。このテオがそんな中途半端する気は無い!  

 あ、それとカルルスの居場所として【53:海賊酒場】の場所を教えて貰った、即座にマップに配置と、ころころー、5-1になった、次会うのは少し後になりそうだ。最後に冒険管理シートに「カルルスを助けた」事を記載と、それじゃいこう。


3:氷漬けの都市


 さて、氷漬けの都市にはカルルスも言っていた通り、魔神が徘徊しておりこの魔神を撃退しながら進むべく「チャレンジ」を行う必要がある、ただ防寒具や雪山用防寒具が無いと、全ての行為判定に-2のペナルティがつくそうです。まあ寒そうだしな。

 さて、チャレンジの内容はこの魔法Dを受けるでいいか疲労受けないし、[複]もついてるから二人で出来るし、ダメージならヒールウォーター回復できる何より判定がいらないのが助かる。そんなわけで二人共10点受けて、120点の経験点を得ると。

こうやってこつこつ稼いで、技能を成長させれるまで頑張ろう。

 それじゃ即座にヒールウォーターを行使して回復、疲労は無しと、そして、ここではボーナスチャレンジが発生する模様発掘ポイントが貰えるが、疲労も溜まる、まだ疲労回復法が確立されてないしここは避けるかな、パスで、ちなみにこのチャレンジは何度でも発生する、ただ成否に関わらず次の成長までこのチャレンジで報酬を得る事は出来ないと言う残念仕様、成長したらまた来よう。そして。


4:氷の乙女の告白


「うん、そこにいるのはフラウか? 氷漬けの都市にいるのは半ば珍しくないか」

「あら、人間さん、こんにちは、魔神も出始めたこの辺りで宝さがしかしら?」

「テオ、フラウってなんだ?」

「ああ、旅人を助けるとも、気に入った男を誘惑して氷漬けにするとも言われる妖精の一種さ」

「こ、氷漬けェ、ぼ、ぼかぁ嫌だぞ、氷漬けなんて」

「そんなことはしないわ、それで、もうこの辺りにはお宝なんてないわよ」

「いや、俺が気になったのは、この氷漬けには妖精が関わっていると聞いてな、妖精には何かと縁がある、何か聞かせてくれないか」

「そうなのね、いいわ、そうね……」

 

 さてチャレンジを終えて、超えた先にはフラウがいた9レベルの妖精、テオは妖精使いだから古代種でもない限りは正体がわかる、さてこのフラウ、かなり重要な事を言ってのけてくれる、この都市が栄えていた頃の時代に野望を抱いた王が魔神将ゲルダム(レベル19の魔神、まず普通に倒すのは無理)を召喚してこの都市を支配しようとしたのである、それを危ぶんだ妖精姫は都市を氷漬けにして魔神将召喚の大儀式を中断させた、ここまではいいのだが、欲深き者達が都市を荒らし、大儀式を中断させるのに必要だった〈妖精の封印石〉のうち4個が持ち出されてしまった。その結果封印が緩み魔神が召喚され始めた、このままならゲルダムもいつ出るか分からない。


「お願いします、どうか、どうか、持ち出されてしまった封印石を取り戻してくれは頂けないで御座いましょうか、この通りにございます」

「相分かった」

「即決ゥ! どこにあるかもわからないのにぃ! ぼかぁ、君が前々から考えなしだなんだと思ってたが、ここまでとは」

「姫様が関わってるとなると人事とは思えない、それに美女の頼みだ、断れん」

「ああ、こういう馬鹿だった」


 と言う訳で、氷の乙女のクエスト)〈封印の妖精石〉の回収を請け負った。

所在は何もわからないけどな! まあどうせ海を全てめぐる予定だ、そう問題はなかろうて、それじゃここでエリアイベントは頓挫、また、いずれだな。

 

 そして自由行動タイミング。依頼の為の地図作成だ難易度9でローグが判定、ころりんちょ、危なげなく成功。これ以外は特にしたい事無いかな。

 そしてランダムイベントタイミングではイベント発生するかもしれないのでダイスを振る、ここは拠点と違うのでね。ころころ、出目は5何も起きません、つまらん。

 さて、追加行動タイミング宿屋が無いから疲労は回復できないMPは潤沢、ここは徹夜で行動しよう、ティエンスは暗視が無いけど、たいまつならあるしな。

 早速3点の疲労を二人に課す、そして移動、なんとこの海域2砂州の海では夜間での移動は全てのエリアは隣接している物として扱えるのである、この海域には浅い部分がいくつかあり、夜間の干潮時にはその部分が陸地になるわけだな、それじゃとりま3へ移動してみる事にしよう。何が出るかな、ころころー


【22:廃墟都市】


 なーんで、またこんな物騒なエリアに、もっと優しいエリアの数字でてくれない?

さてと、そんなこんなでエリアイベント。


1:廃墟の海賊たち


「おうおうおう、ようようよう、テメーら、のこのこ、俺達の前に出て来るたぁ、俺達が何者かしっててか? あの“死喰狂の王”イドゥラビランお抱えの海賊だぞ!」

「ぼかぁ、知らないな、テオは?」

「知らん、だが、海賊か、争う事はしたくないのだが、俺達も消耗してるしな」

「ほほーう、それなら争わないで済む方法を教えてやる、金を払うか……そうだ! あんたら冒険者だろ、ならよ」


 さて、この海賊たちに金を払うか、なんでも命じられているが探索が難航している迷宮の捜索をして欲しいとの事、うーん急いで旅を進めるべきじゃ無かったなぁ。

一度拠点に戻って疲労回復とかしておきたいな、さて、どうするか……よし。


1.海賊たちの言葉に従う場合


2:廃墟の迷宮


1.迷宮の入り口


『報酬もいくらか支払ってやる、行って来いよ』

「とか言ってたけど、具体的な額は」

「おそらく払うつもりないだろうな、しかしこの造りは神殿か?」

「神像も聖印も無いから、わからないけどね、邪神じゃなきゃいいけど」


 と言う訳で、やってやります、迷宮探索、ローグのHPに注意すれば行ける筈。


2.廃墟の迷宮の踏破


 ルールは簡単1dして発生するイベントを解決して、解決後もう一度1dを振ってを繰り返して、最深部を目指すだけ、それじゃ早速ころころー、お、出目6!


「おい、ローグ、こっちだこっちに来てくれ、これは見取り図じゃないか? 言語はわからんが」

「これは魔法文明語だ、運がいい、ぼかぁ魔法文明語を手習っている!」


 と言う訳で、魔法文明語が読める者が目標値13の地図作成判定に成功すれば、見取り図を描き写せるそうだ、それじゃ早速ダイスロール! が、駄目!

 それじゃ、気を取り直して、次のイベントー、あれ俺456賽使ってたっけかなまた6の出目が出たんだが、そうなると。


「ここが最奥みたいだな、えらくあっさりだったな」

「見取り図で大体の進行方向が分かったのも大きいかもね、描き写せれば」

「そう何度も来る訳も無し、一度着いたら十分だ」


 と言う訳でゴールにつきましたよっと、最初の到達時のみ★を1つ獲得、これで4つになったか、拠点にいけば、成長が出来るな、そして。


廃墟の迷宮の最深部


「おい、テオ、あれを見ろよ、あの神像」

「ああ、妖精神アステリア様だな、何か神聖な力を感じるな」

「ぼかぁ、くたくただよ、アステリア様、なんとかしてけれー」

「はっはっは、神像に祈りを注いでもなぁ、一度拠点に帰るか?」

「それもそう……およ、およよ、元気が湧いてきたサァ!」

「なんだって、もしやこの神像にはまだ聖なる力が?」

「そ、それになんだか天啓も来たのサァ!」


 と言った具合にこの神像、祈りを捧げると疲労が全回復するそうだ、テオはMPで負担出来るけど、ローグはそうもいかないから、ここでローグの疲労を回復しよう。

 そして、なんとアステリアのクエストを受ける事になる!


「で、どんな天啓だったんだ?」

「うんとだね『闇に覆い隠された光を取り戻さなくてはならない。この神域を統べていた光の奥方が邪神に連れ去られた。彼女を捜し出して欲しい』」

「人捜しをしなければと、他には?」

「えっとぉ『噴水の中にある〈妖精鏡〉に隠された光の奥方の姿を移せば、邪神の闇が払われて彼女は本当の姿を取り戻すだろう』」

「噴水の中に鏡だと? えっと……コイツの事か何と美しい鏡か、よし、折角だ冒険の中途で探してみようじゃないか!」


 と言う訳で、この鏡を使って、この神域を管理していた光の奥方こと「何者」かを見つけ出し、この城に帰還させればクエスト達成だそうだ。さてと、帰るか。

 ちなみに「脱出」の際には「現在のイベントの出目」点の疲労で帰還できる。

そりゃあんまりですよ、良い出目だから一概にいいとは言えないのね、疲労6点。


 さて、エリアイベントに戻ってきた後の処遇については特にないな、最奥まで調査したけど何も無かったと報告した感じかな、それじゃ自由行動タイミング、地図作成を行うぞ、さっきは失敗したが、今度は……成功だ! これでこの海域は残すは4-2だけになったな、それでも36分の4だから先は遠いが。そしてランダムイベントタイミングは出ました!


4:遺跡


 未踏破の小さな遺跡を発見、チャレンジみたいだな、経験点を稼げるチャンス!

ローグは残り1で耐えるなALv+10点の魔法Dを受けて貰う。グラスランナーに通せる魔法Dっていったい何なんだろ、あ、ガンか。経験点ALv*60点獲得

 テオはALv+12点の物理Dを与えるに挑戦だ魔力撃使えば余裕で成功する、固定Dで12点ですからね! 自動失敗も無いので成功、経験点ALv*120点獲得。

 合算して360,これを当分して180点が二人が貰う経験点、当分しないといけないの辛いです。

 最後に追加行動タイミングでの行動だからそのまま6の時間経過タイミングだ。

2日目の夜が明けて、明日からは3日目だ、これ1日がかなり長いぞ、おい。













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