友達以上恋人未満の短編集

望久弥

第0話 始まり

 中学、高校と6年間男子校で過ごし、部活が忙しく休みもなく、外の生活とは遮断された寮生活。そんなよくある平凡な性春を過ごした聖司は決めた。



「大学デビューして彼女を作るぞ!」



 そんな男子校のノリで、大学入試はスポーツ推薦は断り、別の推薦入試を受け合格し、自由な大学生活をスタートさせる。


 とりあえずは大学生っぽい服を買いに行く事にした。ま、お金をかければ何かいい具合になるだろうと思いオシャレと言われている町の海の方にあるブランドが集まるエリアへ。


「6年間の小遣いは使う時間なかったから大分貯まってるし、よし1週間ローテーション出来るためにたくさん買おう。」


【男子校あるある 猪突猛進】


若い人に人気のある服にしようとネットで調べて車のオイル見たいな名前のブランドに決めた。

『いらっしゃいませ。何かお探しですか?』


「あ、あの、1週間ローテーションの服を探してまして。」


可愛くて谷間がなんかすごいお姉さんに聞かれて、緊張しながら話すとお姉さんはニコニコと対応してくれた。好きだ。


『大学生ですか?お兄さんかっこいいから、なんでも似合うと思うけど、例えばパンツはジーンズにして、上を数枚選ぶとかにしますか?』


「はい。お姉さんの好きにしてください。」


 なんか、変な感じに聞こえるな?と思ったがお姉さんは…


『あははっ、お兄さん面白いですね。なら、私の好きにしちゃいますね?ちなみに予算は?』


「お金は気にしないで下さい。後、ズボンは2枚とスニーカーと鞄もお願いします。」


『ありがとうございます。頑張りますね。』


「よろしくお願いいたします。」


 お姉さんとの服選びはお姉さんが聖司に服を合わせてくれてどうかな?こんなんも似合うね。などデートみたいで楽しい。試着した時もすごい似合います。とニコニコしながら言ってくれて幸せだ。好きだ。


 色々と着せ替えられて、2時間くらいお姉さんと2人の時間を過ごし、代金20万程を払い帰宅した。楽しかった。


 


 それにしてもお姉さんはすごいエロいな。何歳年上なんだろう。俺みたいな子どもに2時間も付き合ってくれるなんて。と思いながら、聖司は谷間を思い出しながらひとりの時間を楽しんだ。


 そして4月になり、待望の大学生活が始まる。 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る