貴方が貴方であると私が私であると証明できる

術も

物も

お互いしかないのです。

貴方が今悲しみの淵で

ただ、大多数の中の凡人の中に紛れたとしても

その貴方を包む圧倒的なカオスが貴方を孤立させている。

そのカオスが廃れる時

貴方は貴方に

私は私に

ほんの少し

ただ少し

近づけるようなほんのりとした

期待と

恐怖に起こされて

ああ、私達早起きね

なんて

言い合える日が来るのならばそれは幸せなのではと思わずにはいられないのです。

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