時と風

時の流れより

残酷な貴方が

その斧を振り下ろす時が来たとして

その先にある未来が

切られたとして

でもそれでも

貴方が

一滴の涙も見せずに

ただ、いつものように

笑っているのなら

それでいいと思うのです


風の流れより

繊細な貴方が

その箸を手から下ろす時が来たとして

その前にある過去が

未来になったとして

でもそれでも

貴方が

赤子のように

泣いていたのなら

それを恋と呼びましょう







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