「近畿地方のある場所について」について
澄田ゆきこ
はじめに
見つけてくださってありがとうございます。
概要欄にも書いた通り、この記事は「近畿地方のある場所について」という作品群について、自分なりに情報や考えをまとめたものとなっています。その性質上、作品のネタバレを主な要素としており、作品を全編読み終わった方向けの記事となります。あらかじめご了承ください。未読の方はぜひ「近畿地方のある場所について」を全編読むことをお勧めします。できれば夜中に一人で。じわじわ読むよりは一気に読むほうが、作品の中でパーツとパーツがつながっていく感覚が味わえるような気がします。私は一気に読みました。3回くらい読みました。何度読んでも面白いからすごい。
本記事(「『近畿地方のある場所について』について」)は、一応考察っぽいことをしてはいますが、多くの情報は既にネットで考察を行っている人の考えから「おお……!」と思ったものを抜き出したものです。完全オリジナルの考察ではないこともご留意ください。また、元ネタが余白を多く残した作品ということもあり、考察しきれていない箇所も多くあります。「自分はこう思う」「この箇所はこういうことなんじゃないか」というご意見をお持ちの方は、ぜひコメント等で教えていただけると嬉しいです。私が楽しいので。
さて、こんな記事(便乗記事と思われる方もいるかもしれません)を書いている私ですが、先に断っておくと、めちゃくちゃホラーに精通しているというわけではないです。ホラーはなんとなく好きだけどたまに触れる程度、くらいの人間です。数えられるほどしかコンテンツには触れていません。以下、私のホラー歴を紹介します。
小学校の頃にはよく「学校の怪談」みたいな本を読んでいました。あと『怪談レストラン』シリーズですね。大人になってからもちまちまホラーは読んでいますが、好きな作品は『ゴーストハント』シリーズはじめ小野不由美作品、それから『比嘉姉妹』シリーズといった感じです。ホラー好きというよりは「ホラーミステリ」が好きなのかもしれません。
その他、郷内心瞳さんの『拝み屋』シリーズを2作ほど(『花嫁の家』と『壊れた母様の家』だったかな)、あと『新耳袋』も2冊くらい読んだかな。Jホラー映画だと『リング』、を拝見しています。『呪怨』はゲームの実況かなんかを見た気がします。ホラーゲームの実況は好きでよく見てました。あとは、ネットに落ちているようなのだと「コトリバコ」「八尺様」「きさらぎ駅」「くねくね」くらいは知っているかな、という感じです。
お察しの通りめちゃくちゃにわかです。
そのため、ホラーガチ勢の各位からしたら、ちょっと知識不足な面もあるかと思います。その点もあらかじめご了承いただければと思います。逆に、ホラーの知識が豊富な方で、何か補足情報がありましたら、それもコメントいただけると嬉しいです。
そんな私と「近畿地方のある場所について」の出会いは、友人の紹介でした。高校同期のある友人が、「カクヨムに面白い小説あるよ」とLINEで勧めてくれたのです。仕事終わりに何気なく読み始めてみて、私は衝撃を受けました。読み終わってから、考察を探して読んで、また本編を読むほどこの作品がハマった私ですが、ふと、ネットに落ちている解説だけでは物足りなくなりました。その多くが、未完結時点での(おそらくネットでバズった時点での)考察にとどまっていたからです。
完結時点では、主な謎は全て伏線回収されあるところに収まる、という構成となっているため、読者にとっては考察の余地がない、と思われているからかもしれません。しかし、私にとっては事実関係が整理しきれていなかったこともあり、さらによく読んでみると未解決の謎がまだ多く残っていたため、こうして筆を執りたくなった次第です。あとは純粋に、読者の方と感想を語り合いたい……! ある作品について感想を語り合うのって楽しいじゃないですか。好きなんですよね。
随分と前置きが長くなってしまいましたが、そんな感じでよろしくお願いいたします。まず、次のエピソードでは、私なりに考えた「この作品の魅力」についてまとめようと思います。
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