第169話 5月王国ソーゴ王子のバースデーパーティへのお誘い
もぐらホールディングスの総帥として忙しく走り回る陽葵にお誕生日会の招待状が届いた。
「そういえば5月王国、スズラン王国のソーゴ王子の誕生日が5月28日だったわ、
最近は忙しすぎてフェンリルのお世話もアルバイトの女の子に任せっきりだし、楽しいイベントが少ないからなあ。」
陽葵にとっては願ってもないイベントだった。
「王子のお誕生日会なら断れないもんね。」
5月王国は武庫川の何十倍かの川幅のある巨大なヘブンズドラゴン川を越えなければならないし通常は1週間ほど旅をして船で川を渡らなければならないが、陽葵はフェンリルの背中の客車に乗せて貰えば半日もかからず到着できる。
なにせフェンリルは空を駆けることができるのだから。
陽葵は「出席」に◯をつけて返送した。
まあ、総資産100兆円のもぐらホールディングスの総帥ともなれば一週間も時間を無駄にはできなかったしね。
「まるでプライベートジェット機みたいね、フェンリルは。」
そんなことを考えてクスリと笑った。
そして、前日まで総帥としての忙しい業務をこなしていった。
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