2023/07/10 お休み
睡眠障害があることは前に記したが、ここ三日は最悪だった。眠すぎてちっとも起きられない日が三日も続くと流石に嫌になる。今日に至っては、朝は犬を動物病院へ連れて行く予定だったのに起きられないし、夕方になっても動けなくてアルバイトはお休みした。
犬の世話を怠るのはあってはならないことだし、これまでの人生で、眠すぎて仕事を休むだなんて初めてのことだ。しかも、「いや、あと少し経ったら動けるかも……!」という希望に縋って、最初に「遅刻します」と連絡を入れてから「やっぱり休みます」と言ったので、あまりあちらの印象は良くないだろう。
やっぱり根性だけではどうにもならないことがある。根性でどうにもならないから病気扱いになるわけで、私はよくそのことを忘れて気合いで乗り切ろうとしてしまう。
これは多分もっと若い頃からの癖もあろう。
多くの人がその単語を見ただけで恐怖する地獄の文化、シャトルラン。当時中学生だった私は、部活で体力がついていたとは言え、決して人より運動能力は高くなく、持久力だって無かった。にもかかわらず、周囲の女子が続々と脱落する中で、残り数人というレベルまで生き残り、走り続けることができていた。あれは、と十年以上経ってから気付いた。女子のほとんどが、ちょっと疲れてきた辺りでわざと脱落していたに違いない。でなければ私が運動部の子に圧勝などできたはずがないのだ。
手を抜くということを覚えないと、と思った。馬鹿真面目に何事にも全力投球するからこういう病気になる。いや、真面目……なのか? 私が手抜きを知らない? まさか。部活では自主練に一切参加せず、勉強はサボりにサボってテスト三日前に本腰を入れるタイプだった。練習では毎日必ず自主練の時間を取り、テスト勉強は一ヶ月前からコツコツやると言った友人に、「ヤバ!!」「拍手喝采!!」「スタンディングオベーション!!」と称賛の嵐を浴びせたら、「お前は絶対真面目じゃないと思う」と返ってきたっけ。
よく分からなくなってきたのでもう寝る。
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