心霊スポットにて①

これは千葉の心霊スポットに行った人のお話。


その人が行ったのは10年ほど前になり、まだその人が大学生だったそうです。

バイト終わりに3名で、その心霊スポットに向かったそうです。

その場所は、雑木林の中にあり、夜道だとどこにあるのか分かりづらく、ケータイで探しながら向かっていました。



雑木林の中にあるためか近くまで来ると、

車がすれ違うには狭い一方通行のような道まで辿り着きました。

10年前は、スマートフォンが出た頃であり地図アプリも今ほどの精度ではなかったようで、なかなか目的地に辿り着かなかったそうです。

そのため、雑木林の中の道をゆっくりと車を走らせていました。

その時に、バックミラーに光が映り、後ろから来た車に先に行ってもらおうと思って、道路の脇に寄せて車を止めたそうです。

目的地の心霊スポット探しているのもあって、車を止めてから地図と睨めっこしながら、仲間とあーだこうだ言っていたそうです。

今いる場合と心霊スポットの位置関係が分かったころに、ふと思ったそうです。

「いくら待ってもバックミラーに映った光のモノが来ない。」


仲間内で、車が抜いていったのを見た人はいないし、すれ違うには狭い道だったので、路肩に寄せたのに。

ましてや、進んできた道に途中で曲がる場所はないし、すんなりとUターンするほどの幅もない。



あの光はどこへ行ったのだろうか。

どこかに曲がることが出来ないし、抜かれもしていない。



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