火災現場

最近、

不審火によって畜産関係の施設が火事になっていることがニュースになってたりしている。陰謀論と紐づけて、昆虫食を広めるためだったり、食糧不足で得をする企業があるためだったりとかする。だが、身近でおこる火災はそんなことはなく、住宅火災であり、住宅街で起こる。不審火と呼ばれることはなく、住宅内に要因が存在する。


住んでいる地域差はあると思うが、1年1回以上は住んでいる位置から半径2㎞ぐらいの範囲で起きているのではないだろうか。



「火災現場の後では、その家の中で動く黒い影が見える」と言う友人がいる。

実際に一緒にいるときに火災現場でやり取りして知れた。


それはいつまでもいるの?

「火災現場の後、1週間ぐらいは黒い影が徘徊している。」


影はどんな感じ?

「場所によってまちまちのサイズであるが、1体は必ずいる。」


どこでもいるの?

「多分どんな場所でも、火災現場後にはいる。」


人が死んだ場所とかで見えるとか?

「最初は、火災現場で死んだ人がいると見えるのかなと思っていたけど、

ニュースとか見るようになってからそういうことでもないと分かった。」


それは怖いとかあるの?

「たまに複数の黒い影が動いているのは気持ち悪いと感じるが、

1体ぐらいだと特に何も感じない。あぁ、また居るなって感じだね。」



こちらとしては、言ってることは分かるけど見えないので、適当な相づちをうつ形になってしまう。

もし、初めて見ることがあるのであれば、それは怖いと感じるのだろうか。

得体の知れないものへの恐怖感だけはあるのだろうな。



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