2年 第1学期 4週目
10月1日
朝5時半 起床
「眠い」
だが、林口にいると渋滞に確実に引っかかるので、早く出た方が身のためだ。
学校へ行ったはいいが、英語は何と録音……何の録音って?台本渡されてそれ読むんだけどそれの録音、私の英語日本人ぽい発音だねって言われた。日本人だもん英語出来たらアメリカ行ってるし……しかも日本でこうやって声に出して英語ほぼしない単語と文法をひたすら暗記なんだよ。発音が奇麗になるわけがない。
統計学の授業は
どっと疲れた後、何もなければ基本的には帰っていい時間が月曜日の8時間目にあるのだが、先週の会議とかで聞いた話をとりあえず簡単に大事な事だけクラスに伝える為時間を少し貰い、これで終わりと思ったら
「
諦めてなかったんかい~しかも
何故私に聞く。
そんなこんなで今日一日は精神すり減らす日となった。
10月2日
今日はこの間書いたメモを頼りに学校一周した。お手紙配達のお仕事だね。学校に中正紀念堂と同じ名前の棟があるんだけど、入り口が凄く小さくて、薄暗い建物なんだけど……6階に用があるからエレベーター乗るでしょ?エレベーターが開くのまでは普通なんだよ。扉が開いて目の前に飛び込んできたのが大きな像しかも非常用のランプの下にあるせいで、怖い。またお手紙持っていく場所がその奥の入り組んだところで、しっかりとお仕事して、またエレベーターホールに戻ったのだが後ろには緑のランプに照らされた像――
(無理、ムリ薄暗さが微妙に怖い……)
私はホラーとかそういった類が凄く苦手なんだよ。何もないけど雰囲気が怖すぎる。エレベーター遅い!早く来て~なんてどうでもいい事ずっと考え、エレベーターのドアが開くと同時に滑り込み、足早に建物を後にした。
手紙配り終わり、
「あ!来週発表だ。本今誰のとこだろう?」
来週は、各グループ
「明日会計小テストだから先週までの分の復習しないと」
早速ノートを開いて、問題を再度解いてみる。間違えたところは後で
「
「
「
「
笑顔で返事をくれているのだが、若干不安な気持ちになるのは何故だろう……
10月3日
今日は雨なので、地下に地下にある卓球場で体育をすることになったのだが……
1時間経った頃、
「
「息が苦しい……」
荒い息で呼吸したいる彼女を見た私は、彼女を出入り口の階段付近の壁際に連れて行った後、急いで
「
体育を終えて迎えに行ったはいいが、息がまだ若干早く、落ち着かないのかうろうろしている。保健室の人にとりあえず彼女を落ち着かせれば大丈夫と言われ、一緒に教室へと戻ったはいいが、クラスの普段なら気にならない音にも過剰反応しているので、彼女の手を握る。
「落ち着いて大丈夫だよ。深呼吸しようね」
何度同じように声を掛けたか分からない。授業に来た
過呼吸の人がいたらとにかく落ち着かせる事が大事。周りが慌てると更にパニック状態に陥るからね。
「お母さんありがとう」
「誰がお母さんよ。自分より年上の子なんて産んだ覚えがないわ」
「ほらお昼食べに行くよ!今日はお腹すいてないは聞かないよ。少しは食べて」
無理やり食堂へと連行し一緒に食事をした後、教室へ急いで戻り小テストの準備をする。
どうだった?って――聞かないで欲しい……
10月4日
「眠い」
何故かすごく眠たい。ものすごく眠いのだが、今日は英語の教科書で中国語授業のマーケティング管理の授業だ。
「(駄目だ全然分からない)」
予習も復習もしているが追い付いていないのが現状だ。ダブルで母国語じゃないので、やっぱり難しい。
授業が終わった後、バイトへ行く前に
「
「
へらっと笑いそう答える
10月5日
昨日からの絶望的な気分を引きづりながら微積分を受け、林口に帰る前に、知り合いに会いに行く。
同じ教会の人なのだが、台中の学校に通っているので、台北に戻ってくるタイミングで会う約束をしていたのだ。おすすめのケーキを買ってくれたので、台北駅2階のフードコートで飲み物を買い。食べながら近況を話す。
彼女は日本語を話すことが出来ないので、中国語のみの会話なのだが、私が言えない言葉をかなり大回りでアバウトな言い方をしてもそれってこう言うんだよと教えてくれる。だから私はたまに彼女の事を「
日本で何度か会ったことがあるので、昔話をしたり、楽しい時間を過ごせたのだった。
10月6日
教会に行って、集会してご飯食べて、集会してそのままお茶に誘われるいつものパターン
果物をモグモグさせながら周りの人たちの会話を聞く、私は話すよりも聞いてることの方が多い。耳を慣らす意味でもとても有意義な時間で、美味しいお茶と果物とお菓子にを堪能しつつ。専門用語のない日常会話のオンパレードにほっこりした一日を過ごしたのだった。
10月7日
教会の知り合いが、
皆知ってる?小籠包あるでしょ?日本だとしょうろんぽうって発音してるけど、実際は
書き出してみると結構違うなぁって思ったよ。
お料理はどれも美味しかったよ。臺灣の人は普段から食べてるわけでもなくて、今日みたいにみんなで集まったり、家族や会社の集まりとかで、食べに来る人が多い。大皿とかをみんなで分けるスタイルだから
土日はほぼ食べてお話して、家に帰って勉強して過ごした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます