1年 第1学期 5週目
日曜日私は、交流会のメンバーで
私のいる教会では、2~3校くらいの大学に通う教会の子供たちが1つの交流会に所属し、沢山ある交流会をその学校の近くにある教会がまとめている。早い子で高校から親元離れて暮らす子もいるから何かあれば教会にいる大人や交流会にいる大人たち(お兄さんとかお姉さんって呼んでる)に相談したり出来るようになっている。
日本でいうサークルみたいな感覚かも、臺灣の大学サークルあるの?って聞きたくなるくらい日本みたいに大々的な勧誘とかはしてない。小さな掲示板に貼られていたのを見つけた時は驚いた。
活発にやっているのはダンスサークルくらいかな。臺北駅の地下の広場とかで踊っている集団をたまに見かけるし……基本勉学優先の臺灣だから、日本でいう部活動もやっている比率が少ないのかもね……
私の所属している交流会は、私の学校と私の学校から一駅隣にある大学の人たちで構成されているが、私の大学にいる教会の子があまりいないためほぼ向こうの大学の子たちだ。因みに私の大学は商業系の大学、彼らの大学は建築だったり電子工学とか技術専門系の大学、だから男性比率がものすごく高い。今年私を含めて女性が6人、後の十数名は男性である。気まずいかと問われれば気がとても楽である。私どちらかというとキャキャウフフの女性の会話についていけないたちなので……
何で
もし臺灣に遊びに行くならぜひ
行き方は、
少し
そのコインを改札通るときに、ICカードと同じようにかざすと扉が開くの、改札出る時は、コインの投入口があるからそこに入れると出られるのね。この仕組みだと変換されたコインをまた使えばいいからとてもエコだよね。新幹線とかは普通の紙媒体の切符だよ。
そして
長距離のバスや列車とか新幹線は飲食OKだけれど、たまに例外があるので、しっかりと案内を書くにしておくことが大切。
「
この動物園、臺灣固有の動物やジャイアントパンダもいるよ。入園料は大人60元、日本円に直すと180円~240円安い!可愛い動物で癒されたい方は是非~
因みに私たちもみんな仲良くこっちに並びました。待っている間「日本語教えて」って言われたからみんなに自己紹介の仕方を教えてんだけど、「よろしくお願いいたします」が言いにくいみたいで、何回も練習してた。臺灣にない発音とかはやっぱり言いにくいみたい。私は私で中国語を教えてもらった。
私たちの順番が来たので、「
(おぉ~本当に透明だ)
動物園駅、動物園内駅、
私たちが向かうのは、終点の
ただ観光客とかも多い時だと切符売り場がとても混雑するから。臺灣に着いたら
ロープウェイって山を越えながら一直線で進むイメージだったんだけど、途中ルートがL字型になっていったりと結構角度があるので、途中下車出来ない駅を2つ通過する。乗っている間は周りの景色を眺めるのもいいし、床を見ると木々や何なら山道歩いている人だって見える。初めの一駅くらいは、高所恐怖症じゃなくてもちょっと怖かった。
時間があれば登山道を散策したり、レストランで食事をしたりするのもいいね。
私たちは、展示センターを見学して、周りを散策した後、「
その日の夕方はみんなで、バケットサンドの店で食事をした。メニューの分からないところは、みんなに聞いたよ。迷った挙句私が食べたのは、BBQソース味で濃厚な甘辛だれがとても美味しい。バケット中の具は野菜とか色々入っていたけど、私が嬉しかったのは、ソーセージだ。臺灣のコンビニとか普通の店で売っているホットドッグのソーセージって日本でいうお魚ソーセージみたいな食感なのよね。ここバケットに入っていたのは、あのパリッと食感のソーセージだったのよ。このパリッと感が懐かしい。後で聞いたらこれは
最近勉強尽くしだった私は、その日一日をとても満喫し、また月曜日から日常に戻った。
水曜日午前の授業は体育。私たちは、地下にある広場にいた。
(こんなところに走るとこあったんだ)
長細い空間の半分くらいに1週200メートルのトラックがある。
今日は長距離を測るんだって、因みにこれ1・2年は必須の体力測定らしい。
「
(
私は
「
「
800mマジか!私は驚き
「
「
私のこの質問に先生が嬉しそうに答えてくれる。すると周りから「だけじゃなくて800mもあるのよ」と女子メンバーからブーイングが起こり、すると男子が「俺たちなんて1600mだぞ。お前たちの方が少ないという」だけれど私にとっては……
「
私の顔があまりにもそんな少ないのって顔しているので、クラスのみんなが何でこいつは少ないと驚くんだという顔になる。すると黙って私たちのやり取りを見ていた
臺灣が体育の授業に全然力を入れていないのが、めっちゃ分かったよ。
その後私のさっきの発言の理由に納得してくれた。そりゃ少なく感じるなと……
走るときは、男女別の出席番号順で、数人のグループ分けがされたので、私は女子の一番最後のグループ。
私が走る番になったとき、私が何週走ったかを数えてくれる子に「ラスト2週目とラストの時教えてもらっていい?」と伝えた。その子は不思議そうにしていたが、快く受け入れてくれた。
走り始めは、何人かが飛ばしたので、後ろから3番目くらい前に5人いたかな。
私は、自分のペースで淡々と走っていた。因みに何も考えなくていいのでとても楽である。
「天野ラスト2週」って聞こえた時、私の体は自然とスピードアップした。前にいた1人を追い上げ、さらにもう一人に追いつくところで「ラスト1週」が聞こえた。お察し通り私は、ラスト1週走り始めかって突っ込まれるくらいのスピードで走っていた。因みに一番前を走っていた。体育推薦の子たちとほぼ同着。記録は3分47秒まぁまずまずだろう。
その後数えていた子に問い詰められたけどね。
日本人枠から天野和音を認識してもらうには、みんなの意識改善からだと私は密かに心に決めた。
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