第7話 友人の部屋
友人の部屋で床に座り込んで呟怖を考える。
「呟怖って肝試しネタをよく見るけど、そうそう気軽に行ける廃墟ってないよね」
「来てるじゃん、今」
言われて顔を上げると、打ちっぱなしのコンクリートの壁が崩れた向こうに夜空が見えた。
ここはどこだろう。
友人だと思っていたのは誰だろう。
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