第3話 ナンバープレート

夢によく出てくる商店街がある。

郵便局の前に止まっている車のナンバープレートが目に入る。

「し 459」

し、って使われないんじゃなかったっけ。

「俺には1059に見えるぜ、ざまあみろ!」

知らない男がゲラゲラ笑う。

男の口から蝿の群れが飛び立つ。


いつかあの商店街を通るのが怖い。

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