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  • 第1話への応援コメント

    こんにちは。読み応えがあってとても面白かったです。
    私も金子みすゞが好きで、共感する部分が多くありました。(いくつか調べ直していて評価してからコメントする期間がすっかり空いてしまったのですが)

    孤独感という部分は彼女の詩にも、人生にもについて回る部分だと思います。

    例えば「大漁」という詩では第一連で人間社会を冷静に傍観し、第二連で鰯の心により沿っているように見える詩です。ただ、よく第二連を読んでんでみると、詠み手は鰯からも少し遠い目線に居ることが分かります。結局、人間社会にも魚の社会にも属することのできない詠み手の寂しさを感じることができるんじゃないかなと思っています。
    白早夜船さんが「こだまでしょうか」に対して抱かれている「子どもの会話からは一歩引いた視点」と近い話ですね。

    オウム返しの部分はどうなんでしょうね。私自身は作詞技術の一つくらいに思っていました。金子みすゞが書いているのは童謡なので、一曲を通してアクセントがないとキャチーじゃないという部分はあると思うんですよね。「土」とかの他の作品でもそうですけど、金子みすゞが好んで使った手法なので。

    ただ、最終的には著者最後の「孤独側に属しているから~」の下りが一番共感しました。私もそういう質なので。金子みすゞの作品には傷だらけの優しさみたいなものを感じますね。

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    長文失礼しました。
    カクヨムでは金子みすゞ解説をあまり見ないのでとても興味深かったです。貴重な時間をありがとうございました。