第68話 南西へ - ①
昨日、
──
現在の福島県
それは、"
(
これでは書状の内容に対する返答に
(それにしても──)
重臣と
(────息が詰まりそうだ……)
だが、
(整然と
──
すると、何の前触れもなく廊下からひょっこりと初老の男が姿を現す。
「ほう、これはまた
「!」
しゃがれた声の方向に目をやる
ザッ──
初老の男がゆっくりとした足取りで広間に入るや
反射的に
やがて初老の男は
「
「はっ。お初にお目にかかりまする。
更に深く平伏する
「ふむ。
「はっ!」
「
「ははっ!!」
──
「鎌倉から
髪や
また、柔和な表情を浮かべている姿は「勇猛な将」というよりかは、
「
平伏しながら、御礼を述べる
(思っていたよりも親しみのある
そして柔和な表情を浮かべながら、
「それにしても上杉
「はっ」
「懐かしいのう。もうあの乱から10年以上の月日が
そして
「して、今日は何用じゃ?」
「はっ!
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