rtタグから来ました。
秘密裏ではあるものの、凄惨な事件が一先ず決着し、良かったです。
マリアさんの感情が乏しいのは情があっては仕事が出来ないのと、周囲との明確な壁があるからは大きいですよね。
そんな中でエリスさんとは寿命ではない別れ……許せないですよね。
対峙したランドも感情欠落した者でしたが、逆に欠落しすぎて色々と見えなかったのでしょうね。
越えてはいけない一線がわからなかったり、話術に稚拙さがあったりと。
もっと彼に悪役としての美学があれば、もう少しいい仲間が集ったかもしれないですね。
マリアとミケーレの関係がジレジレながらも、互いを信頼するパートナーであるとする最後の描写、良かったです(*´ω`*)
読ませて頂きありがとうございました(^^)
作者からの返信
応援コメント、ありがとうございます。
最後まで読んで頂き、感無量です。
描写などは、まだまだ未熟ですが、精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。
編集済
まずは、ご完結おめでとうございます!
日頃あまり海外に関心がない私でも、ロマン溢れるフィレンツェの街並みや世界観の素晴らしさを味わせていただくことができました。
もし私の友人が入院しているなどの理由で外出ができないと聞けば、気分転換におすすめしたい1作だと思います。
この度は、良い旅路へのご案内、本当にお疲れ様です。ありがとうございました!
また、全体的に誤字脱字や誤った文法も見受けられず。推敲のよく行き届いた、丁寧な文章だったように感じます。素晴らしいですね!
戦闘描写についても大きな問題は見受けられませんでした。非常に文章力が高いことがうかがえて、ポイントが高いと思います。
なにより、最後のなんともいえない読後感も魅力的で、評価としてはポイントとなるでしょう。
まるで、自分史を振り返るときのような、そんな感慨深さを感じさせられました。いいですよね。こういうの。好きです。
正直、このままでも十分すぎるくらいには、刺さる読者には深く刺さる良い作品だと思いました。
さて、今回は商業向け書評ということですが、このクオリティであれば、釈迦に説法になってしまうかもしれないですね(笑)
したがって、あくまでここからは「もっと売れるためには、なにができそうか?」という、あえて少し狭い視点から、個人的な考察を述べさせていただけますと幸いです。
この作品において、一番勿体ないなと感じたポイントは「素材は良いが、編集あるいは演出(プロットの作為性)が不足している」という点だと思います。小説家に編集力を求めるのも野暮な話ですが、担当編集が付くまでは必要なスキルになるでしょう。
ここでいう「編集」というのは「想像世界で起こった出来事を、作者の意図や目的にあわせて適切に伝えるための工夫や仕掛け」のことです。
といっても、少々伝わりにくいと思いますので、もう少しだけ具体的な課題感に掘り下げさせていただけますと幸いです。
・課題感1:ストーリー展開に意外性がない
おそらく、これは意図した伏線配置などはあまり凝らずに、想像世界で起きた出来事を淡々と文章に落としたことによって発生しているものではないかと思います。
※見当違いでしたらすみません。
通常、ミステリーであれば「誰が犯人なのか?」とか「どんなトリックを使ったのか?」、「犯人の動機は?」といった<<謎>>に読者は関心を持つでしょう。
しかし、この作品では気になる意外なトリック(アリバイ工作など)や、犯人ブラフ、伏線、動機の意外性などが、あまり見受けられませんでした。
そもそもジャンル的には、ミステリーでなく異能バトルだということも考えられますが、その場合でも同様です。
異能バトルである場合であったとしても「強敵を倒すための意外な一手」や「キャラクターが見せた想定外の行動」、「意外な犠牲」、「真犯人の登場」などがなければ、読者に展開が読めてしまうため読み進める理由がなくなってしまいます。
ひとまずは超展開を防止するという意味も込めて、「読めそうだけど読めない展開」を目指すと良いかもしれません。
意外性という意味では「ずっと心を閉ざしていたマリアが徐々にエリスに心を開いていく」ような描写で意外な行動を発露させるのも、演出としては一つの手かもしれないですね。
欲を言えば、もっと大胆なトリックや衝撃的な展開があると、夢中になって読んでくれる読者も増えるかもしれません。
・課題感2:登場人物の目的がわかりづらくて感情移入しづらい
まず、主人公マリアが任務をこなす理由や目的について、あまり序盤では触れられていないように感じました。
後半の内容を踏まえれば、マリアを取り巻く孤独やミケーレに対する恩義などが理由なのかもしれないですが、たとえば
自分も死ぬかもしれない境遇でなぜ逃げないのか?
エリスの仇討ちをするほどの交流が本当にあったのか?
なぜ長命であれば他にもいたであろう仲間ではなく、エリスだけを特筆しているのか?
といった点について、あまり掘り下げた描写による説明がなかったため少し気になりました。
これがないと、読者は各キャラクターに感情移入がスムーズにできなくなってしまうためです。
もし仮に、エリスと親密になっていくような描写が強調されていたとしたら、読者はマリアに感情移入できてもっとエリスの死を深く悼むことができたのではないかと思います。
また、私が見落としているだけであれば申し訳ないのですが、新人研修などで心を閉ざしたという設定だったはずなのに、いつの間にかエリスには心を開いている点も不可思議に感じてしまいました。
加えて、マリアが本当にエリスに心を開いていたのであれば、心理的に二人を残して別の任務には行けないのではないかという行動にも不可解さを感じてしまいました。
仇であるはずのランドが仲間を呼ぶのをあえて待つ展開も、マリアが許した理由にも違和感を覚えてしまいました。なにか誤読をしてしまっていたら、すみません。
敵であるランドについても同様です。
猟奇的なキャラクターという設定ですが、狂ってしまったにも背景がなければ猟奇さの方向性や好みなどに個性が持たせられなくなってしまいます。
悪役ですから感情移入させる必要は必ずしもないですが、それであれば少なくとも読者からより憎悪の対象として魅せる工夫や焦らしなどは必要に感じます。
そのほかにも、後半の戦闘シーンが少し長く感じたり、物語中盤での山場がなく中だるみを感じたりするポイントがありました。
しかし、これらは個々の問題というよりも「各場面に対する作者の意図が弱い、あるいは見えにくいこと」が根本的な原因のように感じました。
いろいろと申しあげてしまいましたが、個人的には非常に文章が美しい素敵な作品だと感じています。
その強みを生かして、より面白い作品や望む成果が得られることは十分に可能だと思います。
少しでもお役に立てておりましたら幸いです。長文でしたがご読了ありがとうございました!
今後も陰ながら応援しております!
※もし不都合や不明点などございましたら、DMでも大丈夫ですのでいつでも気軽にご連絡ください。
作者からの返信
応援コメント、読了、ありがとうございます。
ご意見、ごもっともと痛感しました。
大変参考になります。
さらに精進しなければいけませんね。
ありがとうございました。
主人公の設定が良く、雰囲気も良い作品で面白かったです。
コメント失礼します。
最終話まで拝読させていただきました。
文章、上手いですね!
特にエンディングは映画のようでした。
難しい題材だと思いましたが、きれいな情景描写で書ききった筆者様に脱帽です。
執筆、お疲れ様でした。
作者からの返信
応援コメント、ありがとうございます。
最後まで読んで頂き、感謝です。