第9話推しを守り切る件
「会長!」
百夜が敗れシンの戦いが始まる。
その時。才王の教師、宮崎加奈子が宣言する。
「我々、才王学園は要求する生徒を神崎ユイとする!」
「!?」
シンの心に限界が来た。
「あああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
赤眼が現れ全身が赤黒いオーラに覆われる。
優也は驚き
「なんだよこれ!」
と叫ぶ。
しかし叫びたいのはシンの方だ。百夜を倒され更にユイを要求されたことで暴走してしまった。
「始め!」
しかしそんなことはお構いなく試合は始まる。
銀河天文流・伍ノ型
天駆一閃・連
受けた優也は
(なんだ、速すぎる!追いつけない!)
「優也さん!」
「「「優也!」」」
才王の生徒たちが叫ぶ。
(そうだ・・俺を受け入れてくれた学園を俺が、俺が守るんだ!!)
持続連拳!!
優也の拳がシンの体に追いつき始める。
(もう加減はできない!)
身体強化
「はあああああ!!!!!」
ユイたちのクラスの観客席は・・・
「おい、新城ヤバいんじゃないか?」
「このままじゃユイちゃんが・・・」
「いやだよ!ユイちゃんと離れるの!」
クラスの女子がユイに抱き着く。
そのユイは
「シン君・・・」
と呟く。
そこでユイは
(何を弱気になっているの私は!シン君が私のために怒ってくれている・・・それに私が答えなくてどうするの!)
ユイは決断する。それに気付いた裕也が問いかける。
「やるのか?」
それにユイは大きく頷く。
「・・・わかった、みんな!!」
裕也がクラスに言う。
「シンが神崎さんのためにあんなに体張っているんだ!俺たちがこんな弱気でどうする!!!」
クラスのみんなは
「そうだ・・・信じようぜ!新城を!」
「そうね、ここで信じなきゃダメでしょ」
裕也が
「それでみんなに提案があるんだ」
「なんだ、言ってくれ」
それに
「あいつに届けてやろうぜ!最高の応援曲を!!」
みんなは気付く、あの歌しかないと。
ユイが
「みんな!いくよ!」
「「「「「おう!!」」」」
「「「「「ええ!!」」」」
「「「「「スターオーバー!」」」」」
女子が歌い男子はオタ芸を打つ。
その歌はシンに届きシンは目を覚ます。
「・・・・・!」
「はあああああああああああ!!!!!」
シンが叫ぶとシンの眼が「金眼」になりオーラも金色に輝いた。
「貴方がいればいい~~~~!!!」
「貴方がいれば~こんな世界でも」
「「「「こんな世界でも~」」」」
「「「「「生きていられる~~~~~~!!!!」」」」」
「貴方と生きていくこの道を~切り拓いていく~~~~~~!!」
銀河天文流・伍ノ型
天駆一閃!!!
(ユイ、みんな・・・・ありがとう・・・いくぞ霧隠優也!!!)
(これが・・・これが俺の・・・いや、俺たちの!!!!)
シンとクラスのみんなの心がリンクする。
(((((一本だ!!!)))))
銀河天文流・奥義壱ノ型
―――――――――――――――――――――――――――――王牙天翔!!!!!!!!!!!
「これで、おわりだあああああ!!!!」
出会ったばっかりの受け入れた絆、共に過ごし同じ星を推している友との絆。
この決着は・・・・・
「一本!!勝者、新城シン!」
「よって第68回決闘試合勝者は、天翔高校!!」
「「「「「「いよっしゃあああああああああああああああ!!!!!!」」」」」」
優也は倒れていた。
シンは――――――――――――――――――――
「やっ、た・・・・」
シンも気を失い倒れる・・・がシンが倒れたのはユイの膝枕だった。
ユイは微笑み呟く。
「お疲れ様、シン君♡」
決着した決闘試合。次回はこの試合の理由が明らかに。
次回第10話「推しと理解した件」
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