第5話推しのライブに連行された件

体育の後。

クラスの女子が

「新城君すごかったよ!」

「ほんとほんと!」

「そうかな・・・・あ、ありがとう・・・」

シンは顔を赤めて照れている・・・そんなシンを見てユイは

「むう・・・」

顔を膨らましていた。

家にて。

「いただきます!」

夕食を食べているシンとユイ。

「うんめ!」

「よかった♡」

「だけど・・・・なんか、眠く・・・・」

シンは気を失った。

「ごめんなさい、シン君」



「あれ、なんで暗くなっているんだ」

1日目と同じように椅子に括り付けられている。

「あ、気が付いた?」

「あの・・・ユイさん、なんで俺は拘束されてるの?」

「今日、クラスの女の子に照れてましたよね」

「え、ああ・・・」

「なので、私以外の女の子に目が映らないように・・・してあげます♡」

「・・・は?」

その直後ユイの眼が惑わすような美しい紫の眼に変わった。それに触発されシンも赤い眼が発現する。

(なんだ!?)

ユイのその瞳を見たシンはユイのことしか認識できなくなっていた。

「シン君・・・・私のシン君・・・・♡」

その時、何者かの声がシンの耳に聞こえる。

「目を覚ませ」

「其方の眼の力はそんなものなのか?」

「!」

(あれ・・・俺は何を・・・・)

(こうなったら・・・・!)

「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

雄叫びと共にシンは赤い眼の出力を最大にする。

「きゃっ・・・・!」

シンの圧にユイは気絶してしまった。

「ふう・・・・」

(危なかった・・・・けど、さっきの声は一体・・・・)

「とりあえず・・・・よっと」

ユイを抱えてベッドに連れていく。

「なんだったんだ・・・・今の」

流石に薬が抜けてなくてシンも寝てしまった。

 


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

「なんだようるさいな!」

シンが目を覚ますと

「みんなーーー!盛り上がってるーーーー!?」

「いえええええいいいいいいい!!!!」

「うそだろ・・・・なんだ、この状況」

そう、ユイのライブに連行されたのだ。




次回      

連行されたシンの行動とは?


        第6話「推しのライブは最高な件」

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