悪役令嬢?婚約破棄?何か面倒そうなので家に引きこもり...‥って何で王太子や皇帝が付いてくるの!?
ちーずけーき
Ⅰ悪役令嬢は引きこもりになりたい
プロローグ
御機嫌よう、私、エリザベート・ロキシウィルと申しますわ
ロキシウィル公爵家の令嬢で幸せ者♡
はい、嘘です
私の前世は日本人でココは前世でハマっていたゲーム『ドギマギ魔法学院』の悪役令嬢でございますわ
容姿は長い金髪に碧眼、まるで妖精ですわね
前世は地味な容姿でしたのでコレはコレでいいですね
一応対策は立てておりますが、そもそも関わらなければいい話なのです!!
式に表すと...‥‥『攻略対象と関わらない✕面倒=引きこもり』でございますわ!!
結論は『引きこもり』
ふふふ、我ながら完璧なプランですわー
では早速お菓子を食べに行きましょう♪♪
ルンルンルンー
私はステップを刻みながら長い廊下を歩きますとお父様がダッシュして参りました
廊下は歩きましょうねーお姉さん優しいから見逃してあげるけどーってそういうことじゃない!!
「エリザベート、皇族主催のお茶会の招待状が来たぞ!!」
「あっ、遠慮しておきます」
「当主命令だ、行きなさい」
「はぁい」
なんてこった
私のプランが無駄になってしまう
仕方ない、行くか
どうせ壁のシミみたいになってればあっちも気づかないだろうしね!
攻略対象の一人、『アレク・ブロンド』
攻略対象の中でも人気が高く常に一位か二位を争っていたキャラだ
だがしかしっ!!
平穏より良いものはない!
これは精神年齢30のオバサンには恋愛細胞が一つも無いんだよ
待ってなさい、アレクよ!
✿✿✿✿
御機嫌よう、エリザベート・ロキシウィルですわ♡
今回は地味なドレスを着て壁のシミになっておりますわ(多分)
あら?このお菓子おいしいですわね
今の所アレク・なんちゃらは私に気づいてないようだ!
この調子で行ってほしいですわね
んん?待て待て待て、何でアレクがこっちに来ているの!?
まあ仕方ないか、私って超絶美少女だもんね
私は気づいてないフリをして優雅にお茶を飲む
「エリザベート様はどんなタイプが好みなの!?」
「!?」
あらあらいけない、さっきまで喋っていた令嬢を忘れていたわ
まあ私の答えは決まっているでしょう?
「浮気しなければ誰でもいいわ」
「じゃあアレク様とか良いと思う?」
「アレは絶対将来婚約者を裏切って浮気するタイプよ、これだけは断言できる、やめたほうが良いわ」
「そ...‥即答」
私はクッキーをむしゃりむしゃりと食べながらお喋りする
何故か私達の様子を見ていたアレクが苦笑しているけど
そこまで面白かったかしら?
アレクは銀髪金目の超美少年だけどさ、私には敵わないのよ
「ロキシウィル嬢、少しお時間をもらっていいかい?」
アレクが私に笑顔100%+爽やかさ100%の笑みを浮かべる
まだ子供だと言うのに...‥‥恐るべし、攻略対象
でもこの誘いを断ったら家紋に泥を塗ることになるわ
くっそ...‥‥
「いいですわ、殿下」
私はアレクの手を取り奥の部屋へ進んでいった
片や12、片や14、大丈夫よね...‥?
私まだ12だけど
私が部屋の中へ入るとバタリとアレクがドアを閉じた
「僕の事をそんなふうに言う御令嬢は初めてだよ、僕を気に入らない奴はいない、でも君が僕のことを気に入るまで、愛情を注いであげる」
アレクはより一層笑みを深めた
うわぁードン引きするわ
これって正しく監禁プレイ?
私の引きこもり計画は何処へ...‥
悪役令嬢?婚約破棄?何か面倒そうなので家に引きこもり...‥って何で王太子や皇帝が付いてくるの!? ちーずけーき @04110411
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