第4話中学時代

僕は、中学時代、しょうもなく価値のない生活を行っていました。生きているけど、何も考えていない、でも考えてる、矛盾ばっかの生活、時代を生きていました。

今、僕はある日記にこの文を書いています。

いつか、僕が生きている印をこの世に残せるために。

僕は、中学時代、偽りの生活をしていました。

両親は平凡、そして頭が少し悪い弟が一人いました。そしてその家族の中に入る僕は醜いたった一人の汚れた人間だった僕は、美しい世界の住人の振りをずっとしていました。醜いと分かっていても、醜いを否定する僕は、汚く汚れた洒落臭い完全的な理想主義者でした。

自分がこうなりたい、と思ったら必ずやる。

綺麗な世界で生きる人間の行為を沢山続けました。それを子供の頃から頭に焼き付けて生きました。苦しみ、悲しみ、それを全て頭に焼き付けてやらないと誓い、僕を叱った人は必要が無いので捨てる。それを繰り返し生きてました。

でも、私は中学時代、たった一つの重大な失敗を犯しました。それは学級委員になった時になれる委員長の座を所持できなかったのです。

これが後に起きる厄災の原因、そして原点なのです。勿論、僕は醜い人間乍らも委員長に立候補しました。何時も通りに獲得出来ると思っていましたが、現実が背中を引っ張り、自分は抵抗しませんでした。抵抗する力を持っていなかったのです。僕は何時も立候補して、座を獲得していました。でも僕はある一人の友人、

「珠城 奏悠」に座を奪われてしまったのです。

僕は、それを美しく言い自分を落ち着かせようとしましたが、只でさえ僕は醜い人間、そんなことなど、できる筈も可能性を無かったのです。

絶望、哀しみ、苦痛、全てが僕を襲いました。

抵抗も出来ません。理想通りにいかないなどあり得ないのです。いやこれは言い訳かも知れません。奏悠には沢山の怒りが湧き上がる、そう思っていました。でも奏悠はいい奴で、僕は憎くても憎めない唯一の理解者だった為、僕は彼を憎めず自分を恨み、軽蔑し、自分を殺しました。その後は酷かったと思います。何も出来ず、いや物理的には多くの事をしています。何をしていいか分からず、適当な事を放ち、皆の理想通りに生活しました。ですが、時が経つにつれて、僕は汚れていきます。そして最終的には汚れは落ちず、隠す力も失われ、醜い人間に戻りました。

元の自分に戻りました。

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