第7話
「じゃあ、1時間後にここに迎えにくるっすよ」
弥勒はそういうと俺たちを森の里女子高等学校前に降ろして去って行った。なんて気のいい男だ。
弥勒と別れてから数分、走ってやってきたのは陽村葵だった。昼間と同じ、女学生だとわかる服を着ていた。葵の後ろには相変わらず、暗い顔をしたさよが浮かんでいた。
「じゃあ、行きましょうか」
誰もいないであろう校舎の中にこっそり入り込むと、俺たちは葵の跡をついて大きな校庭を横切った。記憶の中で見たのと同じ立派な学舎だ。女子高等学校というのだからここは女学生しかいないのだろう。俺は別に人間の女は好きではないが、ちょっといい匂いがする気がした。
「体育館はこの奥です」
念の為、俺はこっそり妖力で周りを探索する。かなり遠くに男の気配が一つあるが眠っている。きっと守衛か何かだろうが、一人なら遭遇しても俺の妖力で眠らせたり記憶を抜き取ることが可能だ。
校庭を横切ったところにある大きな建物は記憶の中でみた体育館だった。記憶の中では昼間だったので明るかったが夜だと少し不気味だ。非常用の赤い電灯に照らされあやしい雰囲気だ。
「おじゃましまーす」
能天気な彼岸が体育館に足を踏み入れる時つぶやいた。一方で葵の方は緊張なのかこわばった様子で下を向いている。さよの方は力が強くなり出したのか、昼間見た時よりもはっきりと見えるようになっていた。
体育館に3人の足音が響く。広い体育館に足音だけが反響する。記憶で感じた時と同じような独特の香りがしt。埃くさいような汗臭いような香りと木の香りが混ざったような……森にはない香りだ。
「あそこです」
半開きになった体育倉庫があった。
「規制線は貼られていないのね」
彼岸の言葉に葵が俯いた。
「はい、遺書も見つかってないのに……警察は自殺だと決めつけて……六に調べもせずに捜査が終わっちゃったから……。学校側も中にあったものを全て撤去して封鎖して終わり。今は外に新しいものが建てられています。ここも、来週には壁を作って塞いでしまうんだとか」
体育倉庫の中に入ると、葵の後ろにいたさよは俺たちの前にすっと立ち止まる。振り返った彼女は確実にはっきりと、まるで生きている人間のようにそこに立っていた。
「さよ……」
葵がさよに駆け寄って、泣き出す。さよは葵を抱きしめるように手を回した。彼岸は俺の方にそっと歩み寄って耳元で
「尾崎、力を」
と言った。俺は自分の妖力をそっとさよに移す。さよは俺の妖力を受けて朧げに光出した。葵の背に回っていたさよの手がぐっと具現化して葵の背中を撫でた。
「さ、さよ……?」
感触に驚いた葵はさよの胸の中から顔をあげると、そこにいる大好きな親友を見上げた。
「葵ちゃん」
さよの声は細く、か弱く、そして優しかった。まるで菩薩様でも見ているかのように朧げに光るさよは美しかった。
「さよ……、なんで、ねぇなんで」
「ごめんね、葵ちゃん」
二人の少女はしばしの間、泣きながら抱き合っていた。お互いの感触を確かめるように、思いをぶつけ合うように泣いていた。
俺も彼岸もそれを止めることはしなかった。ただ黙って二人を見守った。
しばらく二人を見守ったあと、さよが俺たちの視線に気がついて葵に離れるように促した。
「さて、さよさん。私たちに伝えたいことがある……わね」
彼岸の問いに、さよは小さく頷いた。そして、葵の手を握ると
「葵ちゃん、私をこの人たちに会わせてくれてありがとう。私の最期について、ちゃんと話をできて……本当によかった」
さよはそういうと、俺の方を見つめ
「尾崎さん、もう少し……力をもらってもいいですか」
「いいけど、どうして?」
「みんなの脳内に直接、記憶を見せようと思います。私……すごく口下手で……話が長くなっちゃうから」
恥ずかしそうに笑う彼女をみて俺はすごく悲しくなった。どうして、こんな子が死ななくちゃならなかったのか。今から知る現実が……怖い。
俺は妖力をぐっとさよの方へと送る。彼女を包んでいた光はより強くなる。光が強くなって、俺たちはさよの記憶の中へ落ちるように引っ張られた。
体育倉庫には、さよと北山美紅、それから美紅の取り巻きの女は1人。跳び箱を背にさよはへたり込んでいて、さよの頭を美紅が鷲掴みにしていた。
「お前、ムカつくんだよ!」
「やめて、痛いっ」
「お前、陽村葵が好きなんだってな。親友? だっけ、気に食わない」
美紅は鷲掴みにしていたさよの頭を乱暴に離す。さよは勢いで跳び箱に頭をぶつける。
「だって、葵はすごいんだよ。美紅ちゃんも今度一緒に……」
「はぁ? なんなんだよ、葵、葵ってさ。気色悪い」
取り巻きの女がさよの腹を蹴った。さよは痛みで床に転げ回る。
「知ってる? 陽村ってテニス部の監督に股開いてるから代表に選ばれたって話。ほら、ネット調べるとさ書いてあった。あんたが思うより、とんでもない女だと思うよ?」
さよの心がぐっと怒りに包まれる。
「違う、葵ちゃんはそんなことしない!」
さよの強い反抗に美紅は不快な表情を浮かべる。眉間に皺を寄せて舌をチッと鳴らした。
「へぇ〜、じゃあこれをネットに流したらどうなるかな?」
美紅はいやらしい笑顔を浮かべてスマホの画面をさよに見せた。スマホの画面には葵が肌着姿で着替えている写真が浮かび上がっている。美紅はスマホをスルスルと撫でて何枚もの写真を見せた。
みるみるうちにさよの顔色は青ざめ、わなわなと震え出す。
「ひどい……盗撮したの?」
「だって、今をきらめく陽村葵のこんな写真だよ? マニアに高く売れるじゃん。せっかくの女子校なんだし撮らない手はないっしょ」
「やめてっ!」
泣き出すさよ、そんなさよの表情を見て美紅は満足げに口角をあげる。
「あんた、何してもめげなかったからむかついてたけど、弱みは陽村葵の方だったか〜。へぇ〜、ほんとあんたたちって気持ち悪いよね」
「お願い……消して……。なんでもするから」
「なんでも?」
美紅がニヤリと笑う。俺は記憶の途中だがこの後の展開を想像して吐きそうになった。人間というのは……なぜこんな。
「じゃあ、死んでよ。今すぐここで。じゃないとこの写真をネットに流して、陽村葵の人生を台無しにしてあげる」
はがいじめにされるさよ、美紅は体育倉庫の中でロープと、バレーボールが入っていた布袋を取り出した。
「ねぇ、なんでもしてくれるんでしょ?」
さよの前に投げつけられたロープと布袋。美紅はさよを見下すと
「私、首吊りって見てみたかったんだよね。安いもんじゃん、あんたの安い命で陽村葵の輝かしい将来が救えるんだよ? ほら、さっさとやりなよ」
「わかった」
さよはロープを掴んだ。だめだ、そんな話にのっちゃだめだ。さよは跳び箱の上に乗ると、体育倉庫の照明器具にロープをくくりつける。器用に輪っかにしたロープがぶらんと揺れる。
「どうせできないよ」
「そうそう、動画に撮ってやろう? こっちをネットに流しちゃおうよ」
コソコソと美紅たちが話す。まさか、本気で自殺をするなんてこの二人も思っていないようだった。跳び箱の上に乗ったさよは、布袋を被った。そしてロープの輪っかを首にかける。
それをみて美紅はスマホを彼女に向けた。美紅のスマホには目の前のさよが映し出されている。
「さよがジサツしまーす! 陽村葵を守るため〜、まじできっしょ!」
「ほら、さよ。最後に一言!」
盛り上がる二人、一方でさよの足はブルブルと震えている。
「やったら……葵ちゃんの写真は消してくれるんだよね? 美紅ちゃん、絶対消してくれるんだよね?」
布袋のせいでほとんど聞き取れない。モゴモゴと話すさよをみて、美紅たちはスマホを構えながら笑った。
「ほら、もっとお願いしろよ!」
ガンッ! と美紅が跳び箱を蹴った。さよの体がぐらつく。取り巻きの女が美紅の真似をして跳び箱を蹴る。怯えたさよが悲鳴をあげる。
「ほらっ、早く! 死ね!」
蹴られる跳び箱、不安定になるさよの足場。体育館に響く笑い声、さよの声は布袋のせいで全然聞こえない。
「死ね! 死ね!」
一際大きく、跳び箱が揺れた。と同時にさよが足を滑らせた。ロープがギシッと大きな音を立てる。さよが苦しそうな声を上げ、足をバタつかせ必死でロープと首の間に指を食い込ませようとする。
「ねぇ、やばいって! 美紅! どうしよう!」
美紅は腰を抜かし、バタバタと暴れるさなを呆然としたようすで眺めている。割れたスマホが足元で光っていた。
「美紅、やばいって! 逃げよう!」
取り巻きの女が美紅を引きずるようにして体育倉庫を出て行った。
「ひどい……」
葵が泣き崩れた。彼岸が優しく彼女のそばに寄り添い、背中をさすった。さよはでょうど自分が死んだ場所あたりになって静かに涙を流していた。さよは、自殺なんかじゃなかった。
「殺人、じゃん」
葵はふたりと立ち上がると、泣いているさよの方に歩み寄った。
「さよ、さよ……私なんかのためになんであんなこと」
「なんかじゃないよ。葵は私の大事な親友だよ。私は、守りたかったんだ。葵が幸せに笑っていられるように。葵が葵の夢を叶えられるように」
さよは涙を拭って、それから笑ってみせた。そのまま泣きじゃくる葵の涙もぬぐって葵の短い髪を撫でた。
「私、あいつらを絶対許さないから」
「葵……やめて」
「なんでよ、さよ」
「だって、私のために葵の人生をだめにしてほしくないから……お願い」
なんでよ、と泣く葵。さよは諦めたように悲しげに笑うと、俺と彼岸の方を向いて小さく会釈をした。
「じゃ、こっからは俺の出番かな」
俺は悲しい気持ちを振り払うように声を上げるとさよの方へと歩み寄った。さよはすっきりしたような、清々しい表情だった。
「いじめっ子たちのところに化けて出てやろうぜ。ションベンちびらせて謝らせて、一生、お天道様に顔を向けられないようにしてやろうぜ」
彼岸がクスクスと笑う。
「でも、どうやって……?」
さよが首を傾げた。
「さよ、俺に取り付けるかな?」
「で、できると思う」
さよがよろよろと俺に近づくと俺の背後に回って肩に両手を置いた。ひんやりとして、さよが取り憑いたのがわかった。
「お兄さん……すごい。お兄さんと一緒にいたらずっと話すことができそう」
さよが初めて笑った。まるで鞠がはねるみたいに笑うさよは可愛らしくて、死んだことが信じられないくらいだ。こうしてさよの少女らしい姿をみると、彼女が死んだことが悲しくなってしまう。あやかしである俺でも、悲しいと感じる。
「葵、美紅って奴はどこにいるかわかるか?」
葵はコクリと頷いた。
美紅は進学クラスの生徒らしく、予備校での授業を終えて帰路についている最中だった。葵は本当に彼女を殺そうと企んでいたらしい、行動範囲をバッチリ掴んでいて助かった。
俺は気配を消しつつ、美紅と取り巻きの女が夜道を歩く後ろをつけた。うら若き少女がこんな時間に夜道を歩くもんじゃない。
「あの子たち、近道である公園を横切るわ」
「よし、頃合いだな。彼岸、葵。お前たちはあいつらがよく見えるところに隠れていてくれ」
夜の公園はシンと静かで、人間たちが住む街だからか夜鳥の声すらしない。ただ、普段は人が集まっているだだっ広い場所なのに人っ子一人いないせいか、やけに不気味だ。まぁ、不気味であればあるほど良いんだけどな。
俺は神通力を使って公園内の灯りをチカチカとさせ、視界をぼやけさせるために霞を生み出してやる。おまけのおまけで狐火まで追加だ。霞の中にぼんやりと浮かぶ不気味な狐火に、女学生二人はピタリと足を止めた。
「何……これ……」
「美紅! 走ろう!」
走り出した美紅に俺が足を引っ掛ける。バランスを崩した美紅に引っ張られて取り巻きの女も派手にすっ転んだ。
「痛い……きゃぁ!!!!」
二人が悲鳴をあげた。それもそのはず、転んだ二人が顔を上げた視線の先に……布袋を被ったさよが立っているのだ。さよの周りには青い狐火が浮かび、低い声で
「恨めしや……許さない、許さない」
とさよが呟いている。さよは手を真っ直ぐに二人の方へ伸ばし、わざと不気味な歩き方で二人に近寄った。
「さ……よ……?」
「ユルサナイ……呪ってや……る」
二人が声にならない声をあげる。取り巻きの方は白目を剥いて気絶し、美紅の方はガタガタと震えて、彼女の周りはじんわりと水が広がっている。失禁したことも気にならないのか美紅は怯えた表情でさよを見つめていた。
「ごめんなさい……ごめんなさい」
美紅はしょんべんを漏らし、鼻水と涙を垂らし、目の前のさよに謝罪をする。こんなんじゃ足りない。さよは死んだんだ。もう生きることはできない。明るいはずの未来も、生きていれば感じられた幾多の幸せも、もうさよは迎えることができないのだ。
「ユルサナイ……一生……背負って」
さよが布袋に手をかける。ゆっくり、ゆっくりそれを捲り上げていく。さよが布袋をあげるたび、どろりどろりと体液や血が流れ落ちる。ぼたぼたと落ちたそれは美紅の脚にへばりついた。
「ひぃっ」
「ユルサナイ……」
さよが布袋をばさっと取り去った。ひらひらと空気の抵抗を受けながら血だらけの布袋が地面に落ちる。ぶわっと広がる血と死の香り。美紅は泡を吹いて、目を見開いていた。
ちょっと俺が加工した恐ろしいさよの顔。一生忘れられないだろう。一生忘れるな。一生、悔いて、悔いて、生きろ。
「よし、着きましたよ〜」
弥勒の車から葵とさよが降りた。葵はスマホで撮影した美紅のおもしろ映像を何度も見て気持ちに整理をつけているようだった。
「明日の夕刻、すべての思いを水に流します。葵さん、さよさん。彼岸堂にいらしてくださいね」
俺の妖力が尽きて、離せなくなったさよはぺこりとお辞儀をした。今日はくたくただ。でも、俺はやっぱり人間に尽くすことが好きらしい。清々しい気分だった。
「あの、本当にありがとうございました」
葵は涙を流しながらお辞儀をした。
「じゃあ、また明日」
彼岸がそういうと弥勒が車の窓を閉め、車は出発した。弥勒は風呂に入ったあとだったのかすごく良い香りがする。あぁ、俺もゆっくり風呂に入ってちょっと夜食でも食って昼ごろまでどろりと眠りたい。あぁ、あやかしなのに俺ったらもう人間じゃないか。
「弥勒、遅くまでありがとう」
彼岸が礼をいうと、弥勒は嬉しそうに笑った。この男は本当にお人好しだな。でも、俺はこういう人間が好きだ。街を離れ、だんだんと山道になっていくにつれてほっとする。街に住もうと思っていたが、やっぱりいいや。
「そうだ、お二人さん疲れてるだろうと思って、夜食買っときましたよ〜。モック!」
弥勒は助手席に置いてある紙袋を後部座席の方に寄越した。嗅いだことのない香ばしさと油のうまそうな匂い。モック? 聞いたことがないぞ。
「いただきます」
ガザガザと紙袋の中から丸い何かを取り出した彼岸は一気にかぶりついた。肉と野菜の匂いだ。握り飯……じゃないよな?
「ハンバーガー。尾崎も食べなさい」
彼岸が俺に渡してきた丸い何かはシャカシャカした紙に包まれていた。手に持ってみると熱い、「チーズバーガー」と書かれたそれを俺は見よう見まねで食ってみる。
熱々のハンバーガーに噛みついてみたらあら不思議、思ったより柔らかい。ふかふかの餅のような何かの間に肉と野菜が挟まっている。とろりと溶けるのはチーズだ。チーズはこの前彼岸に食わせてもらっているから知っていた。なんだ、このタレは……甘酸っぱくてしょっぱくて……。
「美味いっ!」
「その反応を待ってたっす!」
なんだこれは……うますぎる。ハンバーガーと言ったか? 現代の人間はやっぱすげぇ……。
「ほら、ポテトも食べてみるっすよ!」
彼岸から手渡された真っ赤な紙箱に入った黄色の細いものを手に取る。細長くてひょろひょろで、独特な匂いがする。
「芋よ」
「これが芋?」
「最高っすよ」
細く切った芋が美味いだって? 俺は懐疑心いっぱいで口に含む。カリッ、サクッ。塩っけの奥にある芋のほのかな甘さ。じゅわっと口に広がる油……。
「うーまーいー!」
サクサクのイモ、最高! ハンバーガーにすごく合うじゃないか。なんとも言えぬこの塩っけがいい!
「モックは街に出た時しか食えないっすからね〜。もしかして、尾崎さんは初めて?」
初めてだ。森の外に出たのだって何十年ぶりだろう。人間がこんなに進化していたとは……!
「初めてだ。うまい」
「ふふふ、弥勒。ありがとうね」
彼岸はもうハンバーガーを食べ終えて、ちゅるりと指を舐めた。夜風にあたりながら食べるハンバーガーは新鮮で、それでいてちょっと罪悪感があって最高だ。
「ま、いつも世話になってるっすからね。さ、もうそろそろ彼岸堂っすよ」
窓から入ってくる夜風が懐かしい匂いになっていた。森が近くなってきたな、なんだか安心するぜ。
彼岸堂が見えてきた。さっきまで街中にいたからかはわからないが、やっぱり彼岸堂は少し古いな。落ち着くけど……。
弥勒に礼を言って俺たちは車を降りた。夜中に見る彼岸堂はまるで化物でも出そうな雰囲気だ。今日は少し肌寒く、早く風呂に入りたかった。
「彼岸、風呂」
「はいはい、今日は大活躍だったわね。尾崎」
「まぁな」
妖力を使いすぎた、もう人間に化けているのだって限界そうだ。風呂に入って早く寝よう。
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