今はまだ、遠慮だらけの友情でも

 人混みにて人を待つ。その苦痛と緊張を知るものは、きっとこの世に数知れず存在するだろう。

 とはいっても、別にデートに限った話ではなく。友人や家族、果ては顔も知らぬオフ会のメンバーとの合流のためだとか、よっぽど人間関係に恵まれないとか孤高を選んだ強者つわものでなければほとんどの人が経験したことのある、日常に存在す極々普通の一コマなはずだ。


 ──ま、今の俺は割と緊張していたりするんだけども。それはもう、音楽の授業でリコーダーを皆の前で吹かなきゃいけなかったときみたいな、そんな感じの心境で。


「あっちいなぁ。これじゃ汗で臭っちまうぜ」


 ともあれ気負う必要はないと、びくつく心臓に言い聞かせながら駅の柱に背を預けて待機する。

 田舎の暑いながらも風の通る気候とは異なり、都会特有の人と活気による充満した蒸し暑さ。朝見た天気予報によれば、本日の最高気温は三十五度だとか。

 無意味なだけだと理解しつつも手で顔を仰ぎながらポケットに手を突っ込み、展開した影から保冷剤を取り出して首に当てる。あー生き返るわ~。


「後十分ほど。……こりゃ早く来すぎたな」


 束の間のひんやりに満足したのでポケットに仕舞い、携帯で時間を確認してため息を吐いてしまう。

 せっかくの待ち合わせだからと、柄にもなく少し早く来ようと心がけたのは失敗だったか。見栄など張らず、素直にぎりぎりを攻めていけば良かったか。

 ……いやいや、何を馬鹿なことを。今日の相手は姫宮ひめみやじゃないんだからさ。流石の俺だって、そこまで不作法になれやしないんですよ。それを張りぼて程度の格好付けとも人は言うかもしれないけどね。


 そんなことを考えていると、少しばかり周囲がざわめきが増したような気がしてくる。

 その辺の他人をチラ見してみると、何やら誰かに注目しているご様子。

 もしや有名人でも現れたのかなと、つい俺も釣られて視線の的であろう主の方向を向いてみれば、そこにいたのは周りの女とは一線を画した浴衣姿の美少女。


 浴衣は深い藍色を基調とし、細やかに添えられた白の花模様。そして髪はシンプルに一つ結び。

 派手な彩りも装飾も必要ないと、単純な要素で自身の魅力をこれ以上引き立てる、まさに圧倒的美少女の天然パワー全開って感じ。

 我ながら稚拙な褒め方になってしまうほど魅力に溢れた彼女は、普通なら拝見できただけでその日の幸運を噛み締めて終わるのだろうが、今日はそうはいかない。

 何故ならその美少女こそが今日の待ち合わせ相手。最近何かと絡む機会が多くて嬉しい、高嶺たかねアリスの特別夏スペシャルサマーヴァージョンなのだから。


「お待たせしました。待ちましたか?」

「まさか、今来たとこ。高嶺たかねさんを待たせるのは忍びないからダッシュで来たのさ」


 こちらに気付いて手を振りながら近づいてくる高嶺たかねさんに、自分の中でのイカしたピッピっぽい気取った返しをしてみたのだが、見事に微妙そうな顔をされてしまう。


「似合いませんよ。暑かったのならコンビニにでも入っていればいいものを」

「あー確かに。ベリーホットで頭回ってなかったぜ」


 その手があったかと頷いてみれば、高嶺たかねさんに首を横に振られてしまう始末。

 うへー初手から情けなーい。これじゃスパダリ系に介護される童貞の妄想みたいなシチュじゃんか。


「……それで? 何か言うべきことはないのですか?」

「ふむふむ。……うん、綺麗だよ。高嶺たかねさんも、君が着ている浴衣もさ」

「よろしい。……そういうとこですよ」


 ……何が?


「さあ行きましょうか。早くしないと混んでしまいますしね」

「そうだね。じゃあレッツラゴー!」


 流石に手を握るとかほんまもんのカップルみたいな真似は恐れ多いので、ドキドキをいつもの雑さに変えつつ歩き出す。

 うーん周りからの目がすごい。傍から見れば美女とモブの身分違いカップルだし、俺もつい見ちゃう気持ちはわかるから仕方ないね。


「いつもより見られますね。二人だからでしょうか?」

「君が浴衣だからで俺は関係ないよ。容姿端麗ってのも度が過ぎれば罪ってやつだね」


 まあ僻みから俺を見ているやつはごまんといるだろうけどね。そこの典型的チャラ男とか。

 ともあれそんなものは所詮些事。虎の威を狩る狐くらい情けない優越感に浸りながら電波塔真下の駅から出て、同じ目的であろう人混みに反って歩いていく。


 数分歩けば周囲にぽつぽつと増え始める屋台。

 食欲をそそる香りと、無駄にうるさい周囲の活気が一層祭りの気配を色濃く感じさせてくる。

 やっぱこれだねぇ。祭りなんて引っ越す前に由奈姉ゆなねえと行った以来だよ。あのときは近所の中学生の集団にかつあげに遭ったけど、キレた由奈姉ゆなねえが路地裏で締め上げたんだよね。


「……思っていたより人が多いですね。やはり慣れませんね」

「あれ、人混み苦手?」

「物量責めは経験済みですので問題ないです。それに、私は少しズルをしていますので」


 意味深なワードについ高嶺たかねさんを凝視してしまう。

 とはいっても、特に変なところなどなく。さっき抱いた印象と同じで大変お綺麗ですねとしか言いようがないし、さっきよりも近いせいか大変涼やかで心地好い匂いが……あれ?


高嶺たかねさん、汗掻かないの? この暑さで?」

「……いきなりじろじろ見てくるのはどうかと思いますが、良く気付きましたね。実は魔法で少し調整しています。まあもっとも、この程度なら問題は皆無なのですが」


 うへー流石ぁ。魔力は使えてもエアコンいらずにはならねえから羨ましいぜ。


「……掛けましょうか? 楽になりますよ?」

「んーいいや。快適なのは魅力的だけど、それじゃ祭りに来た意味なんてないからね」


 少しだけ考えた後、必要ないと高嶺たかねさんのありがたい申し出をお断りする。

 せっかく気を利かせてくれたというのに、我が儘言っちゃってごめんね。

 けどせっかくお祭りに来たんだもの。快適に花火が見たいならテレビで良いわけだし、暑さを感じるのも風情だと思うんだ。郷に入っては郷に従えってやつだね。


「……そうですか。なら私もそうしましょう。空気を読む、というやつです」

「別にいいのに。あっちぃよ? 出来る楽はするべきだぜ?」

「さっきも言いましたが、この国の気候程度で私を害すことはありません。ただ貴方に付き合いたくなっただけ、同じものを感じたくなっただけですよ」


 これ以上ない殺し文句を俺へと放ちながら、高嶺たかねさんは優しく微笑んでくる。

 うへーこれだから容姿の良い輩ってのは。芝居がかった気障ったらしい台詞セリフも簡単に使いこなしちゃうんだから。ちょっとクリティカルヒットで胸きゅんよ?


 けれども、いつまでもときめいているわけにもいかず。

 ふと見つけたチキンステーキ屋を皮切りに、買いたい物の物色会に精を出し始める。


 基本的に大規模な祭りというのは一方通行が通例。それを守らないものは河へ投げ捨てても良いとさえ言われるほど、流れを守る意識というのは大事にされている。まあ実際落とされた人は知らないけど。

 つまり彼らとは一期一会。どれだけ魅惑の店を見つけたとしても、一度機会を逃したらそれで最後。二度と巡り会うチャンスはなく、哀愁と後悔を抱きながらお空に上がるカラフルボンボンを眺めなければならないというわけだ。


 だから目を輝かせながらも、つい真剣に買うか買わないかを悩んでしまう。

 早々にかき氷を買った隣の高嶺さんには悪いけど、今はちょっとだけ花より団子な気持ちなのだ。


「……全部買えば良いのでは? その黒いやつに仕舞えば良いわけですし」

「それはちょい辛いかな。こちとら典型的DK男子高校生のお財布事情だぜ? それになにより、こういうのは選ぶの自体が楽しみってやつだしね?」


 わかってないなと指を振って語ってみるも、やはり高嶺たかねさんはぴんと来ていない感じだ。

 まったく、これだから女子ってやつは。まあでも俺がはしゃぎすぎなだけだよね。小学生の時はチョコバナナ一択だったってのにさ。かー、成長って辛いわぁ!


 結局買ったのはチキンステーキとチョコバナナ、それとたこ焼き八個入りという究極の三つ。

 少しばかり後悔しているのもあるけれど、まあ概ねこれで満足。飲み物は影に入っているしね。……嗚呼さようなら、金色に輝いたじゃがバターよ。


「……そんなに落ち込むなら、買えば良かったのでは?」

「帰りに綿菓子買うから仕方ないね。これが高校生の限界ってやつだね」


 何とも言えなさそうに俺を見つめてくる高嶺たかねさんに、世の中の残酷さを伝えてみる。

 何せこちとらお小遣いが千円だからね。安いのか高いのかはノーコメントだけど、こんなはした金じゃあ必ずどこかで限界は来ちまうんだ。


 そういうわけで一方的に騒いでしまうという紆余曲折はあったが、何事もなく河川敷に到着する。鼻緒が千切れるとか高嶺たかねさんがナンパされるとか、所謂ラブコメイベントはなかったね。


「うひゃーどこもかしこも人まみれ。やっぱ近場はごった返すねぇ」

「ええ、予想以上です。テレビで見たことはありましたが、やはり現地は違いますね」


 溢れかえる人の数。まるでゴミのようだと上から高笑いしたくなってしまう量に、高嶺たかねさんでさえも少しばかりの驚きを見せている。……なんか意外だな。


「こういう催し、異世界にはなかったの?」

「……まあ、一応ありはしました。ただ、あちらは街一つの規模だったのでここまで窮屈ではなかったですね」

 

 あーなるほど。確かに密度の問題はあるよね。ファンタジーとか街をかけて夜通し騒ぐのが定番だもんね。


「で、どうします? 場所を変えますか?」

「……何故に?」

「快適な場所で鑑賞したいのであれば、それこそいくらでも場所は作れますけど」


 高嶺たかねさんの提案に、影からブルーシートを取り出そうとした手がふと止まってしまう。

 まあそうだろうな。あんまりお祭りとか慣れてないって言ってたし、そもそも君はこんな場所取りなんかせずとも誰も辿り着けないベストスポットを作り出せてしまうのだろうよ。

 

 けどさぁ? それってさぁ? 風情がさぁ? お祭りの雰囲気ってやつがさぁ? 

 ……まあでも、今日は俺一人で来ているわけじゃないしね。大事なのは俺の意志じゃなくて連れの気分。散々子供みたいにはしゃいだので今更だけど、俺の無駄で無価値な感傷なんて二の次だよね。


「……じゃあお願いするよ。確かに、ここじゃ窮屈だ」

「……わかりました。では」


 両手を合わせてお願いすれば、高嶺たかねさんは一度目を瞑ってから指を鳴らす。

 ふわりと体が空へと浮いていく。こんな往来だというのに、俺と高嶺たかねさんに一切の注目が集まることもなく、世界から切り取られたみたいにふわりふわりと漂い、大体地上から十メートルくらいの離れたくらいで何もない中へと着地した。


「足場がないのに足場があるし誰も見てこない。ふっしぎー!」

「認識阻害や注意払いなど、必要そうなものは諸々掛けましたので」


 足で透明な地面を小突き、人々の旋毛を見下ろしながら驚きを声に出す。

 以前影を足場に空を駆けたことはあったが、色無しで他人に委ねた足場となれば話は別。空を大地に出来たに等しいのだから、それはもう感動もひとしおというわけだ。

 うへへへっ……高いこと怖い。実は俺、戦闘中はアドレナリンやらドーパミンがうんたらかんたらで誤魔化してるけど、観覧車も苦手なくらいには高いところ苦手なんだよね。


「これ、シート敷いちゃっても平気な感じ?」

「どうぞ。土じゃないので汚れませんし、あまり意味はないのですが」

「いいのいいの。そこはあれ、風情ってやつよ」


 というわけでさっさとブルーシートを広げ、さっと座って下を封印することに成功する。

 前だけ見てれば問題ないね。花火大会には支障なし……うん、気持ち切り替えてご飯食べよっ!


「ふふふふーん。あっ、食べるー?」

「……ではいただきます」


 今日得た戦果共を並べ、隣へ座った高嶺たかねさんへ声を掛けてみると、意外にもノってきたので割り箸をもう一本取り出して彼女へと差し出す。

 浴衣を着て、たこ焼きを食べる高嶺たかねさん。そんな彼女が醸してくるのは、どこか色めいた大人の雰囲気。

 思わず目を奪われてしまう。何かを一つ口に入れただけなのに、彼女は俺と違ってそれだけで絵になる華がある。男であろうと女になろうと、それは絶対に埋まらないものだ。


「……何か?」

「あ、ううん。お茶飲む? 緑で日本なやつだけど」


 怪訝そうにこちらへ問うた高嶺たかねさんを誤魔化すよう、俺は紙コップにお茶を注ぐ。

 あっぶね。相手が高嶺たかねさんだから見惚れちゃうのはわかるけどさ。死ぬほどくだらない、取るに足らない劣等感を滲ませちゃうのはルール違反だろ。

 いつもの俺にいつもの俺に。……はい戻った。高嶺たかねさんが友人と呼んでくれる、愉快でクールでお茶目な上野進うえのすすむの出来上がりっと。


「……どうかしました?」

「いんやなにも。人混みから離れて落ち着きを取り戻した、いつも通りの俺ですことよ」


 なんともないと、何一つ問題はないのだと。

 せめてこの場のエンジョイ感だけは壊さないよう、気合いで高嶺たかねさんに言葉を返しながら、逃げるようにチキンステーキをかぶりつく。……うん、美味しいや。


 会話はそれっきり。沈黙の中、互いに食べ物をつつくだけの気まずい場が続いてしまう。

 やばい。失敗した。せっかく高嶺たかねさんと遊びに来たってのに間が持たない。これじゃただただ失望させただけで今日が終わってしまう。……それは、それだけは絶対に嫌だ。

 けれど、そうは思っていても、それでも言葉なんてのは出てこないもの。人を気遣う生き方をしてこなかった自分が、場を繋ぐ小粋なトークスキルなんて持っているわけがないのだから。


「……はあっ」


 ついにはため息を吐かれてしまう。それがガラス同然であった心に罅を入れる、会心の一撃となる。


「ご、ごめんね。なんかこう、上手くいかなくてさ」

「……はい?」

「昔からすぐ調子に乗っちゃってさ。この前海で遊んだし、いけると思って誘ってみたらこれだよ。自分だけがはしゃいじゃって、あんまり楽しくなかったかなって……」


 せっかく取り繕った心のダムは呆気なく崩壊し、つい言わなくても良いことまで言い訳みたいに口走ってしまう。

 我ながらなんて情けない醜態。これじゃ減点通り越して即刻落第、如何に高嶺たかねさんと言えど愛想尽かして帰っちゃうよ。

 

「確かに空回ってましたね。正直、今日の貴方は最初以外ぎこちなかったです」

「……まあそうだよね。うん、ごめ──」

「ですがまあ、退屈ではありませんでしたよ。いつもと違う貴方の一面、私はそれを眺めて楽しいと思っていたのですから。減点はあれど、加点もたくさんです」


 高嶺たかねさんは不満気に、けれど面白いものでも見たかのように笑顔で俺にそう言ってくる。


「ただ、謝られたのは少しショックですね。そんなにつまらなそうに見えました?」

「う、うん。人混み苦手なのかなって」

「ああ、確かに。それで誤解させてしまいましたか。やはり感情表現が下手ですね、私は」


 頬を摘まみながら、何故かこちらに申し訳なさそうな声色に変わってしまう高嶺たかねさん。

 何でそっちが謝るの? けどそっか、別に怒ってたわけじゃなかったんだ。……良かった。


「やっぱりまだ互いに遠慮がありそうですね。まあ出会ったのは数年前でも、碌な関わりがなかった歪な関係ですしね。その上で二人で特別な催しに出掛けるのは、少しばかりハードルが高かったかなと」

「うっ、確かに。ごめん……」

「だから謝らないでください。闇雲な謝罪は悪癖ですよ。浮気を許してもらおうと足掻く屑のやることです」


 うっ、確かに。今までこんなにちゃんとしなきゃって思ったことなかったから、つい口から出ちゃってるなぁ。


「良いんですよ。私たちはまだ一年未満の関係。高校生活はこれからが本番ですし、ゆっくり友情と諸々を築いていきましょう。今日のことは、今後笑い話にでもしてしまえば良いのですから」


 ……なるほど、そうかもね。良いところばかり見せようとしちゃ駄目だよね。


 俺達の会話などまるで意に介さず、言葉を遮るように空に打ち上がり始める無数の火の花。

 美しく刹那で開き、瞬きの合間に枯れて空へと消えていく。そんな一瞬が積み重なった連続に思わず言葉を失い、ただただ目の前で弾ける迫力に圧倒されてしまう。


 こんなに近くで見たことないからか。それとも生で見るのは本当に久しぶりだからか。

 どちらにせよ、爆音に釣られて心臓が揺れる。心地好い衝撃が、燻っていた蟠りを吹き飛ばしてくている。

 そうだ。これが花火だ。人の悩みなんて簡単に消し飛ばしてくれる、音と光の芸術なのだ。

 

「ほら、上がり始めましたよ。……綺麗ですね」

「……うん」


 つい上の空で言葉を返してしまうが、きっと彼女のように、花火だけに向けたものじゃない。

 だって俺の目は、花火以上に隣の華から離れてくれない。俺の気持ちを晴らしてくれた芸術よりも、隣でその光景に目を輝かせる、一人の少女が魅力的だったから。



 ──嗚呼。やっぱりその目を、その特別を俺に向けてほしい。だからこそ、俺は君を殺したいのだ。



「……来年もまた来ましょうね。次は下の人混みで、貴方が勧めた風情の中で」

「えっ」


 それだけ言って、高嶺たかねさんは再度意識を花火の方に向け直してしまう。

 ……ま、今はいいさ。この醜い本音は口になんて出せないけど、それでもこの夏くらいは何も気にせず楽しもう。俺が彼女へ向かい合う覚悟が出来る、その日までは。

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