魔女見習いバルカナ
名前:バルカナ
二つ名:なし
種族:普族
職業:魔女見習い
性別:女
年齢:14歳
身長:153cm
体型:年齢にしては大きい方
髪色:薄紫
瞳色:深紫
過去や性格:貧乏な地方農村の産まれ。
魔力量はある程度まで遺伝するが、魔女の素質を持つに至るほどの者は、突然変異的に産まれることが多い。
魔術に縁のない土地に生まれれば、学院から派遣される調査員や魔女に見いだされることもなく、少し力持ちの女性として平穏に暮らすことになる。
が、なんらかのきっかけで魔力の扱いを身につけ、その力に酔い始めると、自分の力を悪用しようと考える者も現れる。
本人にそのつもりはなくとも、言葉巧みに利用されて地方を牛耳る悪の一党となったりもする。
もっと酷い例では、魔物扱いを受けて迫害される不幸なケースも過去にはあった。
バルカナはそう言った意味では幸運であった。
彼女が天性魔術を発現させてほどなく、師となる魔女が偶然にも村を訪れたのだ。
バルカナ自身の善性がみだりに力を使わせなかったことも功を奏した。
彼女の天性魔術は【射出】。
石であれなんであれ、直線的に音より速い速度で物質を打ち出すことが出来る。
天性魔術としては非常に単純。
だが、単純が故に発動が早く、成長して魔力量が増えるほど、幾何級数的に強くなる戦闘向きの魔術である。
この力を悪用すれば、領主の兵を打倒し、近隣一帯を彼女のものにすることも可能だっただろう。
だが、バルカナはそうせず、力を隠して普通の村娘として振る舞っていた。
そもそも悪事の発想を持たない小心者だっただけとも取れるが、そのおかげでバルカナが魔女の弟子となる話はスムーズに進んだ。
学院へ入学して魔女になる道へ進めば、学院から多額の準備金を与えられる、
さらに二つ名持ちの魔女まで成り上がれば、この地域の守護者を任されることも可能だ。
バルカナの住む地方は土地が痩せていて、農業に向かない。
幾度も飢饉を起こしている貧しい故郷を救うため、彼女は親元を離れて魔女となることを決めた。
師となった魔女は、腕は良いが非常に口が悪かった。
その元で学んだ結果、バルカナは魔術と一緒に口汚さまで身につけてしまう。
師は勉強の方もあまり出来た方ではなかったので、学科もかなりおろそかである。
バルカナの地頭の悪さもあって、学科試験は絶望的だった。
しかし、それを補ってあまりある火力により、魔術学院の入学試験をなんとか突破。
実技試験だけで見れば、首席のアーデルハイトに次ぐ成績を記録した。(実技一位はレオンハルトだが、総合点では合格者の中で最下位)
本人の知るところではないが、火力偏重主義の学院において、彼女の評価は高い。
無事、魔女学院へと入学したバルカナは、雑草根性で成り上がることを夢見て今日も修行に励んでいる。
戦力:天性魔術の【射出】をベースに、基本六属性の中から最も相性が良い、火と土の魔術で生成した炎弾をまき散らす魔術【火砲】を得意としている。
というか、それしか出来ない。
バルカナは魔力量も多く、天性魔術も強力だったが、たくさんの魔術を習得できるほど頭が良くなかった。
しかし、それだけで攻撃力だけなら二つ名持ちレベルの強さを持っている。
遠距離まで音を超える速度で飛んでくる質量弾の弾幕は、容易に敵を近づかせない。
成長した彼女は、魔族との戦争で傑出した戦果を上げることになるだろう
備考:黙っていれば清楚な美人だが、師匠の影響で村娘らしくない口の悪さと、憧れの魔女に影響された派手な出で立ちのせいで、クラスメイトたちからは距離を置かれている。
本人も成り上がるという意思が空回りしてしまい、周りを押しのける嫌なやつとして悪印象を与えてしまっている。
そんな第一印象もあって、品行方正を己の指針とするアーデルハイトとは非常に仲が悪い。
人為的に天才を生み出し続けてきたヴェルバッハ家とは、得意魔術も性格も容姿も、何もかもが真逆。
まさに火と氷。
犬猿の仲。
不倶戴天の仇敵である。
二人が仲良くなることは未来永劫ないが、二人仲良く同じベッドでいただかれる未来は、あります。
あります。
挿絵
魔女見習いバルカナ
https://kakuyomu.jp/users/inumajin/news/16817330657943657675
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