【紅蓮華】の魔女アグニカ

 名前:アグニカ


 二つ名:紅蓮華


 種族:魔女(普族・混血)


 職業:炎の国リベリルツの宮廷相談役(三文字の魔女はいずれかの国の守護者に就く権利と義務がある)・魔女学院の実戦教導官(レオンハルトが入学してから強引にねじ込んだ)


 性別:女


 年齢:推定18歳


 身長:164cm


 体型:筋トレが趣味のため、腹筋がうっすら割れているが、あちこちがムチムチしている。


 髪色:薄金


 瞳色:深紅


 過去や性格:烈火のごとき苛烈な心の持ち主。強く、熱く、炎そのもののような在り方に誰もが目を奪われる。


 友達は全くと言って良いほどいないが、アグニカに憧れる魔女はとても多い。


 八歳頃まで魔術に理解のない辺境で凶暴な魔物として扱われていた。


 生まれつき使えた【原火】の天性魔術で森の魔物を焼き、その肉を食らって生き延びる。


 垢と煤にまみれたその姿は、辺境の人々には恐ろしい魔物に見えても仕方がなかったのかも知れない。


 ウルザラーラに敗北し、弟子にしてもらうまで、言葉もしゃべれず人間としての常識を何一つ身につけていなかった。


 しかし、ウルザラーラの愛ある指導と、いくら傷つけ遠ざけようとしてもへこたれないレオンハルトの優しさにより、人の心を獲得する。


 戦力:すでに実力は七大魔女に迫ると言われており、将来的には確実にその末席に加わるだろうと目されている。


 『燃やしたいものだけを燃やす』という特性を持った【原火】の天性魔術を保有しており、その解釈は物質にとどまらず、現象や概念に対してさえ働く。


 魔術の術式を燃やす。体内から病原菌だけを燃やす。質問に嘘を吐いたものを燃やす。死を燃やす。


 といった非常に応用性の高いポテンシャルを秘めているが、アグニカは性格上細かい魔術制御を苦手とするため、現状ではその領域にまでは至っていない。


 しかし、何でも燃やせるという本人の弁は嘘でも誇張でもなく、アグニカに燃やせないものはこの世に存在しない。


 備考:アグニカは短期間で言葉を習得するほど知能が高かったが、興味のあるものを集中的に覚えたため、心を獲得しても一般常識はいまだ勉強中である。


 特にウルザラーラ自身も疎かったためにおろそかになった性関係は、壊滅状態に等しい。


 子供はキャベツ畑から産まれてくると本気で信じている。


 指摘してくれる友人もいないのでどうしようもない。


 師匠であるウルザラーラに心酔しており、師の愛情を独り占めしたいと常々思っている。


 自分より先に拾われ、師に可愛がられている弟弟子が疎ましいので、ついつい意地悪してしまうが、幼児レベルの意地悪なのでレオンハルトにはむしろご褒美。


 それより師匠譲りのゼロ距離パーソナルスペースのせいで、レオンハルトの精神がゴリゴリ削れている。


 一緒に風呂に入る、ベッドでくっついて寝るなどは可愛いもので、仕組みが分からないままレオンハルトを精通させたのはアグニカである。


 そんなアグニカはレオンハルトを疎ましいと言っておきながら、弟のことをとても気に懸けており、困ったときは助けてやろうと思っている。


 有り体に言って重度のマザコンでブラコン。


挿絵

【紅蓮華】の魔女アグニカ

https://kakuyomu.jp/users/inumajin/news/16817330657847761621

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