第2話ドキドキの新生活
次の日…
高嗣「行ってきます」
ジェイミー「気をつけてー。ボクも後で行くから」
高嗣「ダメだよ!絶対ダメ!!」
ジェイミー「えー。つまんないのー。」
ソウジ「ジェイミーさん。今日はこれからテレビ番組に出演等がございます。」
ジェイミー「くそ…!」
高嗣「と、言う訳で。ヒロもお仕事がんばってね。」
スタスタスタ
ボクはマンションを後にし新しく入る大学へ向かった。
学校へ到着すると人があちらこちらに溢れ返っていた。
ボクは人が多い場所はとても苦手だ。凄く緊張する。
ボクは胸をドキドキさせながら講義室へ向かった。
ガチャ
中へ入るとまた大勢の人で溢れ返っていた。ボクは自分の席順表を確認し席に座ると誰とも会話せず黙り続けた。
しばらくして先生らが中へ入ってきた。
リーザ「新入生の皆さん。私はリーザ。主に現代文を担当しております。」
先生らが次々と紹介されていく。
これからの学校生活の紹介等をされていく。
全てのオリエンテーションが終わりボクは講義室を後にした。
ボクは図書館へ入った。ボクは小さい頃から本が好きだ。ボクは小学生時代に渡米した頃からこの大学の図書館へ頻繁に通い続けていた。
ボクは今日から正式にこの学校の生徒になった。今日から毎日通えるぞ。よーし。今から誰よりも早く授業についていけるように、また研究してやる。
ボクは本に携わる仕事に就きたい。図書館の司書になってやる。
ボクは司書になれる参考の資料を探し始めた。
資料を探していると棚と棚の間から人の会話が聞こえてきた。
悟「太陽。せっかくアメリカ来てこの大学に入ったんだから英語もう少し勉強しろよー。」
太陽「…めんどくせー。」
悟「ダメだよ。英語勉強しないと!授業についていけなくなるよ」
太陽「悟。俺は母さんが話聞かねーから入っただけだ。なりたいものも研究したいものもない。」
悟「…じゃあ日本帰って俳優復帰する?」
太陽「それも嫌だね。もう芸能の仕事はしない。」
悟「…はー。城田くんも何とか言ってよ。」
恭佑「…どうでもいい。」
スタスタスタ
城田くんは一人でどこかへ行ってしまった。
それにしても英語わからないのに自分の意思もないのにこの大学に入ったのが不思議な人だな。
ボクは二人の近くを通り過ぎ資料を探し続けた。
あ!あの本は何だろう?知りたい!でも凄く高い場所にある!ボクの身長ではとどかない。
恭佑「…どうしたんですか?」
高嗣「え…。」
恭佑「勉強熱心ですね。」
高嗣「…いえ。そんな。」
恭佑「…何の本探してるんですか?」
高嗣「…別に何でもないです。」
スタスタスタ
ボクは彼の前を通り過ぎ去っていった。
恭佑「…何か勉強熱心で関心なヤツだったな。」
あれアジア人だよね。日本人かな。ボク日本人苦手なんだよな。ボクも日本人だけど。
関わりたくないな。
ボクは隅っこの席に座ると本を読み始めた。
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