第54話side直弘
その日は久しぶりに解放された1日だった…。
「全く…麻季の野郎…俺の性欲は普通だぞ普通!豊和とは違うのだ豊和とは…」
ぶつくさ言いながら街を護衛と一緒に歩いて行く。まさか俺にも護衛が付いて麻季以外の女性ともあんなに沢山付き合う様になるとは思っていなかったわ!マジで…。しかも麻季も以前の記憶を一部持ってるくせにハーレムを進める様になるとは…。しかも妊娠してるしな…。改めて考えると幸せなんだろうけど…。
「どうしたのじゃ、若いの…?」
「……この世界にいらっしゃったのですね神様?」
「ありゃりゃ…どうしてわかったのじゃ?」
「恩がある神様を忘れる訳ありませんよ」
「もう…ただの爺さんじゃよ?」
「そんな事ありません。親友を救って下さいましたし…俺だって救われました…」
「…なら…儂がした事は良かった訳じゃな?」
「ただ…男性が少ない世界になるとは思っていませんでしたよ?」
「それはしょうがなかろう?」
「まぁ、確かに…。そのお陰で皆今幸せにしてるみたいですし…」
「お主もか?」
「勿論です…。女性の相手は大変ですが…」
「よきよき…良かったらたまにはここから見える神社…あそこじゃ…あそこにたまには話がてら来て欲しい…」
「勿論行かせていただきます…豊和も連れて…」
「待っておるわい…」
まさか…街中で神様に会うとは…本当にありがとうございました。絶対にお話に行きますので待ってて下さい…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます