第18話生徒指導室

「松山君。ここに連れて来られた理由は分かる?」


「全く分かりません!」


 俺は登校して来て直ぐに真冬先輩に掴まり不純異性交遊とみなされ生徒指導室に連れて来られた。ここはゲームではイベントで使われていた為、元プレイヤーとしては感慨深い。そんな場所に俺が連れて来られるとは1ミリも思っていなかったが…せぬ!


「本当に分からないのかしら?」


「…4人の女の子と登校して来たからでしょうか真冬先輩?」


「おっふ!?」


「どうかしましたか真冬先輩?」


「…真冬先輩と呼ばれて嬉しくなっただけよ。気にしないで頂戴!」


「はぁ」


「その残念そうな目で見るのはめて…かなりヘコむから…。コホン!それでさっきの話の続きだけど…」


「はい」


「彼女達と一緒に登校しただけでココに呼ぶ訳無いでしょ!」


「違うんですか?」


「勿論違うわよ。ただ…彼女達と距離が近くなる出来事か何かあったわよね?」


「!?」


「やっぱりね。怪しいと思ってたの。遥や唯は勿論の事、幸子ちゃんや深雪ちゃんと松山君の距離がやけに近かったからね!」


「……!」


「ということで今週の日曜日に私とデートしなさい!」


「ちょっ、真冬先輩。俺がここに呼ばれた理由は不純異性交遊についてでは無かったですか?」


「ぶっちゃけるとそれはココに松山君を連れて来る為のでっち上げね。デートは確定事項よ!」


「ええ~!それは私利私欲過ぎるのでは?」


「そんなこと無いわ!生徒会長という立場を使った正当な判断よ!分かったかしら?」


「ええ~!」


「返事!」


「はぁ~、分かりました」


「それで、4人とはどこまでしたの?」


「…黙秘します」


「却下ね。白状しなさい。白状するまで教室には戻れないわよ!」


「くっ…キス…されました。4人から…」


「ふ~ん。なるほど!4人共昨日の今日で行動が早いわね」


「1つお聞きしたいのですが…」


「何?」


「やっぱり真冬先輩も昨日聞いた通り、その~俺の事を?」


「当たり前よ。昨日も言ったじゃない?それに私は好きでも無い人をデートに誘ったりしないわよ…」


「!」


「好きよ。松山君。大好き…私の全てを貴方にだけは捧げられるわ!」


 面と向かって告白してくれる真冬先輩は凄く綺麗で輝いていた。


「…どうして俺を?昨日が初対面の筈でしたよね?」


「デートの時に少しだけ教えてあげるわ。さぁ、話はおしまい。授業が始まる前に戻りましょうか」


「はい」


 デートの時…か。俺は本当にどうしたら良いんだろうな?あ~も~分かんねぇー!!!







********************

あとがき


初めてのあとがき失礼します。

この場を借りて皆さんに御礼を(*- -)(*_ _)ペコ

たくさんの方にフォローしていただき誠にありがとうございます。非常に嬉しいです。


こらからもしっかり面白いと思って貰える様に頑張りますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。作者単純なので星やフォロー、感想等貰えると非常に頑張れます。どうか宜しくお願いします(>ω<。)

美鈴でした♡

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