花ノ宮香恋ルート 第25話 花ノ宮なずな


 柳沢楓馬陣営結成から―――翌日。


 七月十一日。午前五時。


 オレは寮の自室で、姿見の前に立ち、自分の姿を見つめていた。


 穂乃果の母……恵理子さん曰く、オレは、若い頃の母さんにそっくりらしい。


 恵理子さんは、母さん……花ノ宮由紀は、常に無表情で、つまらなさそうに世界を見つめていたと。


 だけど、大学の時に恭一郎と出会い、徐々に笑みを見せるようになった、と。


 どうやらオレは、恭一郎と出会う前の母さんにそっくりなのだそうだ。


「まぁ、確かに、オレは演技をする時以外、ずっと無表情だよな」


 妹の玲奈は一見クールそうに見えて、意外とコロコロと表情がよく変わる。


 玲奈も外見は母さんに似ているらしいが、女装したオレは、それ以上らしい。


 恵理子さんは、生き写しだと、そう言っていた。


「……母さんは何で、無表情だったのだろうな。何で……恭一郎と出会って、笑うようになったんだろうな」


 オレは姿見に映る如月楓の顔に、そっと、触れてみた。


 母さんが亡くなってしまった今、母さんが何を思っていたのかは、知る由もない。


 だけど……オレも、いつか母さんのように変わることができたら良いな、と……そう思ってしまった。




 如月楓に扮し、部屋から出て、1階の食堂へと向かう。


 食堂へと入ると、そこには、三木あずさがいた。


 彼女はテーブル席に座り、こちらにニコリと笑みを向けてくる。


「おはようさん、楓はん」


「おはようございます、あずささん」


「楓はんは、いっつも朝早いなー。毎日ランニングしてから稽古場に行きはるんやろ? ご苦労なことやで~」


「これでも役者志望の端くれですので。アイドル業も、かなりの運動量を要するお仕事だと思いますが……あずささんたちは、私のようなトレーニングはしていないのですか?」


「アイドルは、余計な筋肉付けると駄目やさかいな~。楓はんのように、毎日過酷なトレーニングはしとらへんよ。……とはいっても、ボーカルレッスンやダンスレッスンに加えて、ランニングなんてできる体力残っとらんちゅうのが、本音なんやけどね~」


 そう言ってクスクスと笑みを溢すと、あずさは、こちらに鋭い目を向けてくる。


 顔は笑っているが、その目は、こちらを粒さに観察していることが窺えた。


「それで……楓はん。昨日送ってきたメール、あれ、なんなんや? 早朝に、うちと二人きりで話がしたいって、書いてあったけど?」


「はい。急で申し訳ございませんが……実を言うと、私、明日には仙台の方に帰ろうと思っているんですよ」


「え? そらまぁ、急な話やな? 寮に馴染んできた頃合いやというのに……どしたん? 有栖はんに何か言われたんか?」


「いえ、有栖さんは私によくしてくださっていましたよ。ここを離れるのは、私個人の意志です。私は……舞台の上で、月代茜さんと勝負がしたい。だから、ここを離れることにしたのです。彼女と味方同士では、演技を競い合うこともできませんから」


「なるほどなぁ。何か、青春って感じやね~。少し、羨ましいかも」


「羨ましい?」


「うちは、まともな青春時代ってやつを送れてへんかったからなぁ。まぁ、今もまだ、学生で青春時代真っただ中なんやけど」


 そう言って、あずさは何処か寂しそうな表情を浮かべる。


 オレはそんな彼女の傍に近寄ると、静かに声を掛けた。


「仙台へと発つ前に……最後に、貴方とお話がしたいんです。花ノ宮なずなさん」


 その言葉に、あずさの身体がビクリと震える。


 まさか、自分の本名を告げられると思っていなかったのか。


 あずさ……なずなは、こちらを、信じられないような目で見つめていた。


「い、今……なんて? え? ど、どうして、うちの本名、を……?」


「外でお話しませんか? ここで話しては、貴方も色々と不都合でしょう? 特に、有栖さんの耳に入っては……貴方の立場が危うくなる」


 オレの脅しともとれるその言葉に、なずなは呆気に取られたまま、コクリと頷いてみせた。





 早朝ということもあって、東京都心の街並みは、とても静まり返っていた。


 新聞配達のバイクの音だけが街に響き渡り、空は、朝焼けで紅く染まっていた。


 閑静な住宅街をなずなと無言のまま、二人で歩いて行く。


 すると痺れを切らしたなずなが、隣から声を掛けてきた。


「……どうして、バレたん?」


「私には、心強い仲間がいるんですよ」


「仲間……察するに、秋葉玲奈やな?」


「ええ。よく分かりましたね」


「うちが幼少の頃に会った人物は、花ノ宮礼二郎、花ノ宮香恋、秋葉玲奈、くらいなもんや。礼二郎はうちの顔なんて覚えてない。香恋は自分のことを柳沢楓馬に話すわけがない。だとしたら、消去法で玲奈だって分かる」


 そう言ってため息を吐くと、なずなは大きく舌打ちをする。


「……うちの推測が外れた、っちゅうことか。柳沢楓馬と秋葉玲奈が和解することは絶対にないと踏んでたんやけどなぁ。香恋は柳沢楓馬を頼らずに、絶対に一人で戦うことを選ぶ。うちの読みでは、あんたは月代茜に誘われて、月代茜のためだけに有栖陣営に来たんだと思うてたんやけど……まさか、そうじゃなかったなんてな。これにはお姉さん、驚きやで」


「そういう道も、あったと思いますよ。穂乃果と深く関わることを選ばず、香恋を当主にする道を選ばず、茜と進む道を選んでいたら、きっと」


「でも、そうはならなかった。あんたは……香恋を選んだ」


「はい」


「本当に、信じられない話やで。花ノ宮家に虐げられてきた……うちと同じ境遇のあんたが、花ノ宮家の血を引くあの女を守るなんて」


「そういえば……なずなさんは、私の正体に気付いておられたんですね?」


「申し訳ないけど、樹はんとの騒動の後の……茜はんとの会話、盗み聞きさせてもろてたで。楓馬くんはこういうところは詰めが甘いから、気ぃ付けや」


 な、なるほど……茜に正体を告げた時、なずなに聞かれていたのか。


 あの時、廊下に出て人の気配を窺っていたんだが、確かに詰めが甘かったな。


「まぁ、安心せいや。樹はんにこのことは話とらん」


「え? それは……どうして?」


「もう知ってると思うけど……うちはな、花ノ宮家をぶっ潰したいんや。うちの母親は、花ノ宮礼二郎……香恋の父親の愛人やった。だけど礼二郎は本妻に優秀な娘、香恋が産まれると、うちら親子をゴミのように捨ておった。それからというもの、うちの生活は地獄そのものやった。礼二郎は存在自体が醜聞な母を消すために、圧力を掛けて、ろくな仕事をさせなかった。どこに行っても、名前を聞くだけで門前払い。花ノ宮家の権力が支配する地で、母は、全く仕事にありつけなかった」


「……」


「結局、身体を売ることでしか生計を立てられず、母は……過労と精神的負担で自殺しよった。小学三年生のころ、ボロアパートに帰ってみたら、母が首吊ってぶら下がっておったんや。酷い話やろ? 花ノ宮礼二郎は、そうやってうちの母を殺したんや」


「……」


「身寄りがなかったうちは、そのまま施設に入った。当時、礼二郎が母を殺したことを知らなかったうちは、家族の愛情を求めて、父親の元を訪ねてみた。花ノ宮家の屋敷。そこには、会ったことがなかった実の妹の香恋と、そのメイドの玲奈がおった。母親健在で楽しそうに庭で遊ぶ家族。その光景を呆然と見つめていると、父礼二郎は、幼いうちに近付いてこう言った。―――『母のようになりたくなかったら、もう二度と自分の前に顔を見せるな』と」


 そう口にした後、なずなは狂ったように笑い声を上げる。


「はははははははは!! 世の中には、こうも悪になれる人間がおるんやなと、心底驚いたもんやで!! だからうちはその時、誓ったんや!! 花ノ宮家の悪魔どもを倒して、死んだ母への手向けにしてやるって!! だから、花ノ宮樹と手を組んだんや。奴と協力して、花ノ宮礼二郎と、うちの居場所を奪った香恋に地獄を見せてやるってなぁ!!」


「……」


「あんたにもうちの気持ち、分かるやろ? あんたはこの世界で唯一、うちと同じ気持ちを分かち合える同志や。同じ花ノ宮家に虐げられてきた者として、うちは、ずっとあんたと手を組みたいと思っていた。樹は、うちの同志やない。奴は、不必要となればうちを切り捨てる。だけど、あんたなら……あんたとなら、うちは、本当の、仲間に―――」


 なずなは隣を歩くオレの顔を見つめる。


 そして、突如足を止めると、驚いた表情を浮かべた。


「は? ふ、楓馬、くん……? 何で……何で泣いてはるの?」


「なずなさん。確かに貴方は、私とスタートラインが同じだったかもしれません。ですが……貴方と私では、その過程が違う。私には、自分を想ってくれる友達がいました。腐っていた中学時代を支えてくれた、彰吾や透、委員長たち。そして花ノ宮女学院で出会った、如月楓と共に過ごしてくれた友達たち。私は、友人たちのおかげで、憎悪に支配されなかった。だけど、貴方は……」


「な、なんやの? うちとあんたの、何が違うっていうん? そ、そんなこと、あるはずないやろ!! あんたは……あんたは、花ノ宮の連中に忌み子として虐げられてきた存在や!! 母親を失い、父親に捨てられ、役者の道を奪われて……なんもかんも奪われてきた!! 自由のない、籠の中の鳥やろ!! そんな奴が、花ノ宮を恨まないわけが―――」


 なずなはオレの目を見て、心の底から信じられないといった表情を浮かべる。


 そして、一歩後退すると、静かに口を開いた。


「嘘、やろ……? あんた……花ノ宮に、何の恨みもないん? あんなクソみたいな利権と金の亡者たちを……赦すっていうん?」


「なずなさん。一度……香恋に会ってあげてください」


「……は?」


「貴方たち姉妹は、一度、話し合う必要があると思うんです。なずなさんは香恋を誤解しています。香恋も、花ノ宮家の被害者です。けっして、貴方の居場所を奪った存在などではありません」


「ふ……ふざけたことを言うなや!! あの子のせいで、うちと母さんは……!!」


「なずなさん。貴方は、悪人ではありません。それは、この一週間でよく分かりました。貴方は……若葉荘の方々を、アイドル候補生の仲間たちを、心の底から大切に想っている。でなければ、今宵さんのお世話をあんなふうに買って出たりはしません。貴方は、とても優しい人だ。樹の傍に居て、買い殺しにされて良い存在ではない」


「な、何、勝手に人を決めつけてるんや!! うちは、若葉荘の連中なんて、どうも思うておらん!! 信用を勝ち取るために、今宵の世話をしただけや!! ……もう、あんたと話す意味はないって分かった。今すぐ若葉荘を出て行く。そんでもって、あんたごと香恋に復讐する。それで終わりや」


「―――なずなさん!」


 オレは、去ろうとする、なずなの腕を掴む。


 そして、瞳の端に涙を浮かべるなずなに、優しく声を掛けた。


「私を信じてください! 私は……けっして、貴方の敵ではありません!!」


「……離してや」


「樹の傍に居ては、駄目だ! あの男は、自分が勝つためなら何だって捨てる人だ! 貴方は、絶対に幸せにはなれない!」


「……離して」


「お願いです、なずなさん……! 私は……貴方を不幸にはしたくないんだ……! 私と一緒に、明日、仙台に行ってください! お願いします……!」


「……離して……離してよぉ……」


 ボロボロと大きな瞳から涙を溢し、嗚咽を溢し始めるなずな。


 オレはそんな彼女の腕を離すと、優しく、頭を撫でた。


「……確かに、貴方と私は、この世界で唯一、同じ痛みを分かち合える存在かもしれませんね。でも、痛みだけを分かち合うなんて、辛いだけだと思うんです」


「ぐすっ、ひっぐ、うぅぅぅ……っ!!」


「私は、香恋に約束しました。最高のハッピーエンドを見せる、と。物語というのは、やっぱり、幸せな結末が一番良いと思うんです。ですから……私は、私が知る友人たちは皆、幸せになって欲しい。良い人たちが報われずに終わるなんて、絶対に嫌だ」


「彼女でもない女の子の頭撫でて……あんたは本当に、プレイボーイやなぁ! 柳沢楓馬ぁ……!」


「え? あ、いえ、その、これはそういう意味ではなく、何というか、いつものお兄ちゃん属性が発動してしまったというか……す、すいません!」


 オレは慌てて頭の上に置いた手をどかす。


 だが、次の瞬間。なずなはオレの胸に飛び込み、強く、抱きしめてきた。


「ちょ、なずなさん!?」


「今だけ……今だけ、あんたの偽の胸、借りてもええか?」


「に、偽の胸……ま、まぁ、実際そうなのですが……構いませんよ」


 ―――その後。


 なずなは今までの悲しみを全て吐き出すように、大泣きしはじめた。


 その声に近隣住民は窓を開け、不審そうな目を向けてきたが……オレは周囲の喧騒を無視し、彼女を優しく抱き留めるのだった。







 翌日。


 若葉荘の前に立ち、オレは、寮のみんなとお別れをしていた。


「楓、本当に行っちゃうの? うわぁぁぁん! 私好みの白人美少女をじわじわと攻略するつもりだったのに……じゃなかった、せっかくお友達になれたのに~!!」


 そう言って、菫がわんわんと泣き始める。


 そんな彼女の頭をチョップして、アンリエットが突っ込みを入れる。


「はいそこ、邪な本性を現わさない! まったく、こういう時くらい素直に別れを惜しみなよ、スミレ」


 そう言って大きくため息を吐くと、アンリエットはオレの前に立ち、握手しようと、手を伸ばした。


「ほんの一週間だけだったけど、とっても楽しかったよ、カエデ。また東京に寄ったら、遊びに来てよ。ね?」


「はい。今までありがとうございました、アンリエットさん」


 そう言葉を交わし、握手を交わす。


 すると、その時。スカートの裾を引っ張られた。


 足元を見ると、そこには、今宵の姿があった。


 今宵は、今にも泣き出しそうな表情で口を開く。


「……楓。ばいばい。元気でね」


「はい。今宵さんも、お元気で」


「……私、稽古場で見た楓の演技、すごいと思った。やっぱり、私の憧れは楓だよ。いつか……いつか大きくなったら、花ノ宮女学院に行ってみたい。そこで、楓みたいなすごい女優さんになりたい」


「今宵さんなら、なれますよ」


 オレは今宵の頭を優しく撫でる。


 そして、周囲をキョロキョロと見渡してみた。


 すると、寮母の雅美さんが、ぶっきらぼうに開口する。


「あずさならいないよ。さっき楓の見送りしないのかって言いに部屋を見てきたけど、何故か、部屋がもぬけの殻だった」


「え……?」


「まぁ、あの子は突然いなくなって、ひょっこり帰ってくることがよくあるからね。そんな心配しちゃいないよ」


 いや……恐らく今回は、そんな、軽い家出レベルではないだろう。


 昨日の騒動を踏まえるに、なずなは多分……樹の元へと戻って行ったか。


 オレの必死な訴えは、彼女には届かなかった、ということか。


 オレは雅美さんに頷き、最後に―――仏頂面で奥に立っている、茜へと視線を向ける。


 茜はオレと目が合うと、ボリボリと乱暴に頭を掻きむしり、オレにビシッと、指を差してきた。


「絶対に、あたしが勝つ!!」


「いいえ、勝つのは私です」


 数秒間、睨み合う。


 そして彼女は不敵な笑みを浮かべると、そのまま、街路に走って行った。


「ランニングしてくるわ!!」


 そう一言残し、去って行く茜。


 実にシンプルで、あいつらしい。


 オレはそんな彼女に笑みを溢した後、出迎えの四人に頭を下げ、茜とは別方向へと歩みを進めて行った。


「またねー、カエデー!」

「稽古、頑張ってね!」

「……応援、してる」

 

 若葉荘のみんなに声援を貰い、街路を進んで行く。


 この一週間、良い経験ができたな。


 茜、有栖、なずな、様々な人たちのことを知れた。


 これも、良い演技に繋がる糧となる。


 人生に、無駄なものはひとつたりとてない。


「……如月楓さん」


 その時。道路に泊っていた高級車の窓が開き、そこから、有栖が顔を出した。


 有栖は一言、オレに言葉を掛ける。


「敗けないですよぉう?」


 そう言って、車は発車して行った。


 有栖と茜、か。


 とても良いタッグだな。


 オレたちも敗けてられないな、香恋。


「よし、帰るか」


 オレはそう呟き、夏の青空の下、静かに歩みを進めて行った。






 駅前に着くと、陽菜と彰吾、そして、新たに仲間に加わった双子メイドの秋葉羅奈と秋葉露奈、白鷺隼人が居た。


 オレの姿を確認すると、五人は荷物を手に持ち、笑みを浮かべる。


「さ、帰ろうぜ、楓馬!」

「帰ろ帰ろー、楓っち!」

「楓馬さま。お荷物、お持ち致します。ロナ、早く」

「……えー、ロナじゃなくておっさん持ってよ。男でしょ」

「……オッサン? ん? もしかして……俺のことか? い、いや、俺は、柳沢の大将と同じ、まだ16なんだが……?」

「「「え?」」」


 白鷺隼人の年齢に驚く四人。


 二十代半ばくらいかなとか思っていたが……あの男、まさかの同い年か……。


 ちょっと、そこには驚きだ。



「……遅い」


「え?」



 その時。背中をトントンと叩かれる。


 振り向くと、そこには、なずなの姿があった。


 なずなはオレに不機嫌そうな顔を見せると、キャリーケースを引っ張り、前を歩いて行く。


「さっさと行くで。樹の目がどこにあるか分からんからな。長居は無用や」


「な、なずなさん!? ど、どうして、ここに……?」


「……うちを拾った責任は、ちゃんと取ってもらう。香恋の味方になるのは癪やけど……あんたの仲間になるのなら、ええで。さっ、いこか、ご主人様」


「ちょ……えぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」


 先導するなずな。


 そんな彼女の登場に、仲間たちは……皆、唖然とした様子を見せていた。

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