本章 ここまで読んで頂いた皆様へ。

ここまで読んで頂いた皆様へ。

これは、私の友人が書き残した日記です。

私の友人は。いなくなりました。

あの女と付き合ってからおかしくなりした。

あの女に問いただしましたが、

「私は、ただ愛してあげただけだよ?」

それはそれは、優しい笑みを浮かべてそう。言いました。

聖母のような優しい笑顔でしたが、

私からは、この世のものとは思えないなにか得体の知れない、おぞましい、悪魔の笑いに見えました。

半年間、交際しただけ。警察にも尋問されただけで、終わったそうです。

私は調べました。 に関わっておかしくなった人達全員を。

皆おかしくなったが、消息を絶つやつはいなかった。1人休学中の奴がいたが、それ以外は、退学していた。

私の友人が消えて1ヶ月たちますが、見つかりません。



あの女には手を出すなと言ったのに....。ただ、私も本気で助けてあげられなかった。あいつは、女癖は悪かった。が、良い奴だ。家が複雑なゆえ、その分、愛されない、苦しみもわかるやつだった。だから人に優しかった。こんな風にいなくなって良い奴じゃない。

私は、悔しい思いで押しつぶされそうだ。

だから、何としても、あの女を許してはいけない。

あの女に罰を与えなければいけない。

あいつの分も。許さない。


これを見たあなた。

もしかしたら、私はあの女とか関わって、おかしくなるかもしれない。

だから私も、友人のように、描き記そうとおもう。

最後まで見届けて欲しい。

私は、あの女になんて喰われない。

そして、友人も見つけてみせる。







あの女と、私の復讐劇のはじまりです。







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る