第4話 出会い②

 モフモフタイムを終了し、お互い隣同士で座りながらラポーラはキュービーと仲間になった事で変わった事を調べている。まずは、ラポールを形成したことでキュービーのステータスが見れた。


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名前:キュービー

種族:神獣

年齢:8歳(幼体)


レベル:表示不可能

体力:表示不可能

魔力:表示不可能



スキル:表示不可能


仲間:ラポーラ




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 ステータスは見れたが、まだ信頼関係が足らないのかあまり詳しくはわからなかった。ただ神獣で名前がキュービーだとはわかった。キュービーに似た名前で思いつくのは尻尾が9本のキツネを思いつく。


 でもキュービーはしっぽ1本だしな。ま、可愛いからいいか。私と仲間と言うのは、従属やテイムとはまた違う感じかな?お互い縛りなどなく自由な関係みたいな感じかな。関係も対等でいいな。



 次にラポーラのステータスを確認してみる。



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名前:ラポーラ

年齢:7

種族:人族

性別:男

レベル:29


体力:87+100

力:87+100

魔力:58+600

知力:4800+50



能力:創造魔法(生物、金属以外)、福祉力Ⅱ、異世界知識Ⅱ


スキル:アイテムボックス(129)


仲間:キュービー

[仲間の力が少しステータスに反映されます。]



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 何故か、キュービーとなっただけでステータスがすごく上がってるな。能力にあった福祉力でラポール形成をした事でレベル上がったという事かな?色々と検証する事がありすぎるな。 


 後、キュービーのステータスの一部が反映されていた。良かった。なんとか一撃で死ななくはなったのかな。一撃がどれくらいの強さかわからないけど。


 そんな事をしているうちに夕方になった。とりあえず、キュービーと一緒に夜ご飯食べるか。ラポーラはアイテムボックスから食べ物を取り出して夜ご飯を食べる。その食事でキュービーはなんでも食べる事がわかった。


「お腹もいっぱいになったし、キュービーはどうする?帰る所ある?」



 キュービーは幼体だから、きっと親が近くにいるのではないかとラポーラは考えた。でもキュービーはラポーラかは離れようとはせず帰る所と聞かれて悲しそうにしている。



「一緒にいたいのか?」



キュービーは嬉しそうにしっぽを振っている。



「そうか、なら一緒に過ごそうな。まずは住む所か。」



 ラポーラはレベルも上がったし、ステータスでは金属と生き物以外は創造出来ると書いていたので、創造魔法を使う事にした。



「よし、家を作ろう。家を思い浮かべて、創造魔法!」



 すると、何もない所にミシミシという音を鳴らして家があっという間に出来上がってしまった。ラポーラが思い浮かべた家は50坪程の大きな2階建の家で、1人と1匹で過ごすにはあまりにも大きかった。



「うわ。本当に出来た。でも大きすぎたな。疲れたな。ステータスは?魔力はキュービーの分がなかったら足りなかったようだな。ありがとうキュービー。」




 キュービーをモフモフしながらキュービーを褒める。キュービーは目を閉じて嬉しそうだ。ステータスでは、魔力が残り48となっていた。少し家の内容も考えると魔力とかも抑える事が出来るかな。色々と創造してメモしておこう。



 それにしても眠たいな。子どもの身体だから疲れたのか?それか魔力の使いすぎか?



 ラポーラの検討は前世でよくしていたPDCAサイクルを基本としている。



 どんなプランにするか考え。そのプランにするにはどうすれば良いか考え、間違いはないかチェックし、行動する。それが駄目なら、その繰り返しだ。



 ラポーラは、眠たいと思いながらも、前世の性格のお陰か、そのPDCAサイクルを繰り返しながら、魔力を使い切るまでその日は創造魔法を楽しんだ。想像魔法はすぐに出来なくなったというか、する前に記憶はなくなってしまった。

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